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3件見つかりました
小学生中学年くらいに適しています。ジブリの「借りぐらしのアリエッティ」の原作です。いろんなものを借りて(盗んで)暮らすアリエッティ一家。もう他に小人がいない状況で、アリエッティも借りに参加するようになります。男の子と仲良くなってみたり、お父さんも発見されてしまったり、いろんなおもちゃをもらったり、、、でも数が多すぎて大人の人間に発見されてしまいます。慌てて逃げ出し、野にむかうアリエッティ家族。なんにでも限度が大事と教えてくれているような気がします。同時に、借りられるものは買わなくていいんじゃないかとも思える作品です。アリエッティの映画ファンの3歳の娘がいますが、小学校に入ったら読んであげたいです。
投稿日:2011/03/23
子どもの頃に読んだのでなつかしくなって読み返しました。 借り暮らしの小人たちの部屋の様子が、子どもの頃は分からなかったものも、大人になって読むと頭にちゃんと浮かんできます。 (チェスの駒、吸い取り紙、ゆびぬきなんて分からなかったので) 小人たちは小さいけれど、人間たちと同じように(それ以上かも)プライドがあって、頑固で欲深で、行動的です。 小さいからかわいらしいだけではないのです。 もう会えなくなったほかの小人たちの悪口を言ったり、おかしかったのが人間を自分たちを養う奴隷だと思っているところです。 妖精のような純真な存在ではないのです。 とても親近感が沸いてきて、より物語に引き込まれました。 小人たちが見つかってしまうところでは、どんなにハラハラしたことか。 自分の読む速度にいらいらしてしまうほどでした(汗) この物語を語っているおばさんの体験を最後に語られますが、こんな終り方は本当にすてきです!
投稿日:2014/12/08
イギリスの古いお屋敷の床下に住んでいる小人の一家。 必要なものは全部、上に住んでいる人間のものを借りて暮らしています。 絶対に姿を見られてはいけないのだけど、ある日、人間の男の子に見つかってしまい…。 子どものころ、大好きで夢中になりました。 「編み棒や安全ピン、鉛筆…たくさん買っているのに、さあいるというときにみつからない、そんな家には借り暮らしのひとがいる」なんてことが書いてあって、じゃあ、うちにもいるかも!と、想像がとまりませんでした。 人間のものを自分たち用に工夫して整えた床下の家は、とっても居心地がよさそうで、そのアイディアにわくわくしました。(古い手紙の壁紙、すい取り紙の絨毯、マッチ箱のたんす、宝石箱を長いすにして、暖炉もお風呂もあるんです) 必要なものを借りに行くときはまさに命がけ。カーテンをピンを使ってのぼったり…。人間はもちろん、猫や鳥にも見つからないように要注意です。 頼もしくて勇敢なお父さんのポッド、心配性だけどしっかり者のお母さん、ホミリー。そして、賢くて好奇心いっぱいのひとり娘のアリエッティ。 お互いを思いやり、力を合わせて危機を乗り越えようとする家族の姿がすてきだなぁと思いました。 この本は、シリーズの一作目で、一家の冒険はここから始まって、まだまだ続きます。 高学年の子どもたちにぜひ読んでほしいのですが、物語の冒頭が少しわかりにくかったり、言い回しが今っぽくなかったりで、ちょっと最初のハードルが高いみたい。 慣れたら一気にハマってましたが…。 ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」の原作なので、この機会にどんどん薦めたいと思います。
投稿日:2010/05/12
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