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宮沢賢治の絵本 月夜のでんしんばしら自信を持っておすすめしたい みんなの声

宮沢賢治の絵本 月夜のでんしんばしら 作:宮沢 賢治
絵:竹内 通雅
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年10月
ISBN:9784895881210
評価スコア 4.36
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みんなの声 総数 38
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18件見つかりました

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  • 迫力!! 受賞レビュー

    4歳の息子と読みました。

    直感的な絵本。
    夜なのに鮮やかな色彩でダイナミックに描かれた、電信柱が羅列されたイラストは、
    迫力があり印象的。
    恭一の黒目の描写がちょっと不気味で、物語の雰囲気がよく表れています。
    リアルすぎない描き方が読み手へ余白を残します。
    宮沢賢治の「ドッテテ〜」などの言葉のリズム、不思議で独特でちょっと怖いストーリーと、
    絵がとてもよくマッチしています。
    読み手の想像力がかきたてられ、頭の中にその迫力のある光景が再現され、音まで聞こえてくるよう。

    昔の言葉が多く、息子には内容が難しいかなと思ったのですが、
    そんな心配は杞憂でした。
    「わからない言葉があっても、ママに説明してもらうから大丈夫」と言って、息子は集中して聞き入って絵に見入っていました。
    身体でいろいろ感じていたようです。
    「ちょっと怖かったけれど…すごかった」と言っていました。
    電信柱の表情もおもしろかったようです。
    電気のないころにも話が広がり、彼にとって当たり前のものがなかった時代を考えることもできました。

    彼の興味は図鑑的な絵本に多いですが、
    実物をリアルに描いたものだけでなく、
    このような身体で感じる絵本も読んで、相続力を膨らませ、感受性豊かに育って行ってほしいと感じました。

    投稿日:2015/10/02

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    1
  • 電気は便利ですね!

    規律正しく、整然としている人工物は軍隊を連想させているのでしょうか。

    今日の「人工物の中に自然が存在している」生活圏では連想しにくいですが、
    「自然の中に人工物が存在していた」当時は人工物の規律正しさ整然さは、
    ある種の威嚇に近い威圧感があったのかもしれないと思いました。

    その威圧をも感じる人工物は、実は人の役に立つことを目的とした
    存在であることを、列車の電気をともすことで最後に思い出させて
    くれたのでしょう。

    投稿日:2015/10/14

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  • おもしろい!

    表紙の絵を見て息子は大笑い!だって電信柱が笑いながら歩いてるんだもの!(笑)
    ある夜の不思議な出来事…宮沢賢治作品らしく、楽しくてお話の世界にどんどん引き込まれていくステキなお話です。ドッテテドッテテと歩くリズミカルな文章が楽しく、6歳の息子もよく見ていました。
    大人も子どもにもおすすめの1冊です♪

    投稿日:2015/10/14

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  • 月夜の不思議な出来事

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    とても不思議なお話でした.なんで恭一が夜に一人で線路を歩いていたのかが謎でした.夜に一人でとぼとぼ歩いているだけでも心細いと思いますが,でんしんばしらが歌いながら自分の横を歌いながら行進するのを見かけたら・・・私ならびっくりして逃げだしてしまいそうです.

    先月には中秋の名月とスーパームーンが立て続けにあったので,我が家もみんなで月を見ました.たしかにいつもより月が大きく,そして出てきたばかりの月は赤みをおびていて幻想的な雰囲気に見とれてしまいました.
    月あかりに照らされた幻想的な雰囲気のもとなら,恭一の体験したような不思議な出来事が起こってもおかしくないかもなと思ってしまいました.

    投稿日:2015/10/11

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  • 電信柱の行進

    • みいのさん
    • 50代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子18歳、女の子13歳

    以前、映像化された作品でテレビで出会ったのですが、ちょっと不思議なお話でとても面白い印象でした。
    今回、竹内通雅さんの絵で読んでみて、イメージ通りでしたし、電信柱の行進の様子は、動きが伝わってきて迫力がありました。
    長靴を送るために送電線にぶら下げてしまうお話や、電気総長が偉そうにしているのに汽車が来るとあわてるところは笑えました。
    田園風景の中に電信柱と電線がどこまでも続く風景を見たら、このお話を思い出すでしょう。

    投稿日:2015/10/11

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  • 親子の宝物

    「秋に読みたい宮沢賢治の本が集合」
    絵本ナビにピックアップされた 6作品の表紙を見ただけで、
    ワクワクドキドキ 心が踊るような気持ちになりました。
    思わず息子を呼び、「見て〜!どの絵本がいい?」と聞くと、目をキラキラさせて「オレ、コレ!」と選んだのが、『月夜のでんしんばしら』でした。

    さっそく手元に届いた絵本を読み始めると、息子は、「あ、線路。信号が青だから、電車来るよ。」そして、線路の先に光を見つけ、「これ、電車かな?」
    私がすかさず、「停車場の灯りだそうよ。」と言うと、そうなんだ!…といった表情で 真剣に絵に見入っていました。
    ドッテテドッテテドッテテド のところでは、体が勝手に踊りだし、上機嫌。 おじいさんの登場に、ちょっと怖い気持ちになり、その行動に衝撃を受けながらも、最後 走り抜ける明るい汽車に、スーッと胸が軽くなるような、ホッとした顔で笑っていました。

    読んでいる私も、小さい頃の、夢だったのか現実だったのか 今になると思い出せない不思議な記憶がよみがえってきたりして、奇妙な感覚を覚えました。
    これが、宮沢賢治ワールドなのでしょうか…。
    そうだとしたら、親子ともども その魅力にはまってしまったようです。

    翌日、部屋の片付けをしていると、息子の「宝物入れ」に、この絵本が追加されているのを発見。
    私にとっても、大切な宝物になりました。

    投稿日:2015/10/08

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  • 月夜の魔法に魅了されます☆

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、女の子2歳

    月夜にひとり、危険かもしれない線路沿いを歩く。
    そんなちょっとした高揚感の中にいる少年。
    その日そこで彼が見たものは、なんとも変な光景!
    電信柱たちの行進だった。

    幻想的な部分とスリルがバランス良くつまった、
    宮沢賢治さんのお話です。
    それにさらなる広がりを出す、素晴らしい絵。
    電気ビリビリのじいさんのアップ、
    電信柱たちがそろい踏みする絵は圧巻!

    画面いっぱいの躍動感です。
    いろんな方向からの大胆な構図に、
    ユーモラスな顔。
    どの電信柱たちも海外アニメのように、
    ザッザとした足運びで動いているよう。
    作品の絵の力がすごいです。

    昔の言い回しもあり、
    電信柱たちに歌われる軍歌も多い。
    子どもには難しいと思えましたが、
    読むと6歳と2歳、娘2人とも意外に楽しんでいました。
    上の子は見返しの楽譜(賢治さん作だそう)に喜んで、
    それからは「どってて、どってて、どっててどーお♪」と。
    下の子はこの絵本を開くとき以外にも、
    階段をのぼるときなどにも、これを口ずさんでました。
    絵本が運んできた、ちょっと可笑しな風景でした。

    月夜の下で、魔法がかかったような時間。
    汽車の通過とともに、その魔法もスッと消えるような結びに、
    幻想的な余韻がずっと残ります。
    秋に読むのにピッタリ、
    月夜をより素敵にしてくれる絵本です☆

    投稿日:2015/10/06

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  • 絶対ありえないけど、でも・・・!

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、女の子4歳

    十五夜だった9月27日の夜、お月様つながり!のこの絵本を、
    9歳の息子と一緒に読みました。

    私も息子も初めて読むお話で、
    一体何がどういうことなのか、手探りでの読書。
    でんしんばしらがこんな風に行進してるなんて、
    現実では絶対にありえない!と分かっているのだけれど、

    「月夜」のかもし出すなんだかなんでもアリな感じも手伝って、
    もしかしたら夜中本当に、こうして、
    でんしんばしらたちが軍歌を歌いながら行進してるのかもしれない・・・

    と、そんな錯覚まで起こしてしまう、不思議な絵本でした。

    途中出場の隊長も、電車に飛び込んで灯りをともす、
    捨て身の行動に、
    一瞬はっとしながらも、乗客の男の子の笑顔でほっとする、
    そんなエンドです。

    ところで恭一くんは、こんな月夜に一人で一体何をしていたのか?!
    息子にはそれがとっても気になるようでした(笑)。

    投稿日:2015/09/28

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  • 絵のおかげで

    この作品は、はじめて読みました。
    耳慣れない言葉もありましたが(後ろに説明があります)、先が気になるし、物語をとぎらせたくないので、そのまま読んでいきました。
    絵のおかげで、ずいぶんわかりやすいと思います。
    心にのこるような美しい文章に、不気味でもある電気総長の存在。
    それも全部ふくめて、夢の中にまぎれこんだような世界でした。
    力のこもった絵も、幻想的で印象に残ります。

    投稿日:2015/09/27

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  • 子どもの世界が広がりました

    • やすえさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子4歳、女の子2歳

    ちょっと難しいけれど宮沢賢治さんの故郷に住む祖父からの歳の孫へ贈り物の本。

    絵がちょっと暗くて怖い感じもするのでどうかな〜って思いましたがそれは私の先入観で子供はすんなり受け入れました。
    内容も少し難しいかなって思いましたが「ドテッテ〜ドテッテ〜」とリズミカルな音が気に入った様子。
    電車も好きなので線路がたくさん出てくることもお気に入りポイントです。

    常日頃から親の価値観だけで選ばず、様々な本に出会ってほしいと思っていて、雑誌で紹介されているものや、図書館の季節ごとのテーマ展示の本にも手を伸ばすように心がけていますが、
    こちらの本との出会いも新しい世界との出会いになりました。

    これから長く読んで理解を深めていって欲しい1冊です。

    投稿日:2015/09/20

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