初めて読んだスリランカの絵本! 想像以上に面白く、素晴らしい絵本でした。
スリランカという国は、私にとっても、遠い国ですが、娘には、まるで未知の世界。様々な違いを発見しては、歓声を上げたり、質問してきたりしました。
「このおうち、わらの屋根だよ。昔なのかなあ? 南の島?」
「どうして手で食べてるの? フォークもナイフもなかったのかな? テーブルもないよ!」
「男なのに、なんで髪をお団子に結ってるの?」と、まだまだ素朴な疑問が続きました。
そのほかには、ホイティが人間になりすまして、ご馳走をよばれている姿を見ながら、笑いをこらえきれないでいる奥さんの横で、「どうして旦那さんは、黙ったまま食べてるの?」「この旦那さんも、また黙って食べてるよ。奥さんと似てないね。」・・・言われてみれば、可笑しいですよね。陽気で話し好きの奥さんたちとは対照的な旦那さんたち。スリランカの男性って、こんな感じなのかしら??男性がどうであれ(!)、女性がこんなにも大らかで、生き生きとしているスリランカのお国柄に大きな魅力を感じました。
娘も、最初のページの村全体を描いた細かい絵の中に、3人の奥さんたちを見つけ、「アンゴウ、マンゴウ、ランゴウ!」と、毎回1人1人の名前を呼んでいます。そして、ホイティに対しては、「なんでばかって言ったのかなあ? ばかっていうのは、悪い言葉なのに。奥さんたちは、ばかじゃないよね〜。ばかって言う人がばかなんだよね。きつねさんに教えてあげなきゃ!」と言っていましたが、ホイティが深々と頭を下げながら、「ごちそうさまさまでございました。」と、とびきり丁寧にお礼を言う場面では、けらけら笑っていました。ホイティと奥さんたち、それぞれの歌も楽しく、娘といっしょに歌いながら、弾けています!!