ちいさなねこ」 みんなの声

ちいさなねこ 作:石井 桃子
絵:横内 襄
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1967年01月
ISBN:9784834000870
評価スコア 4.55
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みんなの声 総数 96
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96件見つかりました

  • ロングセラー

    小さな子猫の大冒険。
    きっと子猫は人間の子と同じで怖いもの知らずなんでしょうね。
    自動車にひかれそうになったりイヌに追いかけられたり。
    さすが今から40年以上も前に発行された本だけあって
    描かれている家や車に時代を感じますが、
    それでも長く愛され続けるだけの魅力を感じます。
    お母さん猫が子供を口にくわえて帰っていくとき
    子猫が通ってきたのと全く同じ道を戻っていくのがいいですね。
    いろんな読み聞かせの場所でも、必ずといっていいほどオススメされる絵本です。

    投稿日:2008/10/07

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  • 臨場感、親子愛

    臨場感のある文章、猫親子の愛情がしっかりと伝わってくるすばらしい絵本だと思います。
    前から家に置いておいたのですが、娘が二歳半になって、急に「ねこちゃんの本〜」と言って頻繁に持ってくるようになりました。
    読み聞かせをしていると、私自身絵本の世界に引き込まれるのを感じます。
    娘は、最後の、子猫が母猫のおっぱいを飲んでいるシーンが好きみたい。私も最後のこのシーンで、心がほっと温まります。
    読んだあと、少し甘えん坊になる気がする娘が、またかわいい・・・。
    これからも親子で楽しみたい一冊です。

    投稿日:2008/09/18

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  • 猫の絵が丁寧

    • パッソさん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子2歳

    私自身あまり猫は好きでなく
    この本も配本サービスで届けられたから
    読んだというのが本音です

    でも読んでみると(見てみると)
    猫がとても丁寧に描かれてるなと思いました
    色んなことに興味がでて探検に出て行くところなんて
    人間も猫も一緒なんだなと
    何が大丈夫で何が危ないかの判断も
    まだちゃんとできないけれど外には行きたい
    行って困ってもちゃんとお母さんが迎えに来てくれる
    だから安心して冒険に出れるのかな

    うちの子も最近一人でどんどん行ってしまったり
    手をつなぎたがらなくなったりと
    以前に比べると危なっかしいというか
    ほんとに目が離せなくなって・・
    安全なところでは好きなようにさせてるけれど
    お店の中や道路など区別をつけて教えていかなくちゃと
    この本を読んで考えてしまいました

    投稿日:2008/08/04

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  • 好奇心と安心感のバランス

    • シーアさん
    • 20代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子2歳

    赤ちゃん向けの絵本なのかなと先入観を持っていたので、
    2歳の息子にはちょっと遅かったかなと思ったのですが、
    最初からすごく気に入って、何度も「読んで」とせがまれました。

    子猫がこっそり家を抜け出して、危険な目にあいながら冒険します。
    人間の、それも大人から見れば、ちょっとした距離なのでしょうが、
    子どもたちから見たら、本当に息つく間もない大冒険なのでしょう。
    息子も、まさに子猫と自分を重ね合わせているようで、じっと食い入るように見つめています。
    完璧に子猫に感情移入してる様子が、息子の背中を見ているだけで伝わってきます。
    大きな犬に追い詰められて、いよいよピンチというときに、
    お母さん猫が駆けつけて、ピンチを救います。
    ああ、よかった!
    最後は子猫とお母さん猫がぴったりくっついて・・・
    その安心感もいいみたい。
    きっと、お母さん猫=私(ママ)、子猫=自分(息子)と思って聞いてくれているのでしょうね。
    子どもの好奇心や冒険心を満たしつつ、
    本当にピンチなときはお母さんがいつでも助けてくれるっていう安心感を与えてもくれる、
    秀逸な絵本だと思います。

    投稿日:2008/07/27

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  • 子どもはやっぱり好奇心のかたまり

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    小さなねこが、大きな部屋にポツンといました。何かに気付いて、庭におり、走り出し、門を出ていきました。おかあさんと離れて大丈夫?
    その後、こねこは、怖い思いをたくさんします。

    好奇心旺盛な子猫の様子が、よく伝わってきます。おかあさんがそんな子どもを心配しているのは、人と一緒だなと改めて思いました。
    そして、絵が本物そっくり!毛のふわふわ感や、動き方がとってもリアルで、子どもたちもついついなでなでしていました。

    投稿日:2008/06/30

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  • むだのない文章

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    子ネコの冒険とおかあさんねこの愛情が、なんともすっきりとした文章で書かれています。
    余計な感情表現がない分、読んでいる子どもたちは、自分が子ネコになった気持ちで読むことができます。

    石井さんはネコを飼われていたそうで、ネコは作品にするいいモデルだったのでしょうね。
    子ネコと子どもを重ねられて書かれたのでしょう。
    小さな存在への愛情があふれています。

    子どもの気持ちをつかむ絵本なので、きっと何度も何度も「読んで」と持ってくると思いますよ。
    このおかあさんねこになりきって読んであげてほしいとおもいます。

    投稿日:2008/07/02

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  • 丁寧な絵が素晴らしい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1963年初版のロングセラー。
    絵に描かれた風景は、家並みといいクラッシックな車といい時代を感じさせますが、そんことは子供には関係なし。
    逆に、丁寧に忠実に描かれた絵は、きっと子供も喜ぶはず。
    こうした写実的は絵が描かれた絵本が、最近珍しくなってきた感もありますので、貴重だと思います。

    お話は、おかあさんねこが目を離した隙に、こねこが外への冒険に出かけてしまうところから始まります。
    外の世界は、子供、車、大きな犬と、危険が一杯で、ハラハラしどうしです。
    最後には、おかあさんねこに助けて貰うのですが、最後の頁では、本当に暖かい気持ちにさせられました。

    猫の親子の関係を、人間の親子の関係に準えているのでしょうが、子供もおかあさんが見守っていてくれることの素晴らしさを認識できることと思います。
    爽やかな読後感が何とも言えない絵本です。

    投稿日:2008/05/05

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  • 次男にとって、最初の「文学体験」

    この絵本の中で、ちいさなねこはひとりででかけて、子どもにつかまえられそうになったり、大きな犬に遭遇したりします。まだ2歳だったと思います。読んだ後の次男が目にいっぱい涙をためていました。ちいさなねこと一緒になってどきどきし、そしてホッと安堵の涙だったのでしょうか。この絵本は次男にとって、最初の「文学体験」となりました。
    こんなにも心を寄せることができるんだ、とびっくりし、次男がいとおしくもなったのであります!

    ああ、おかあさんねこの堂々としていること!
    1963年こどものともが初出です。まわりの背景…走っている車などはさすがにレトロな感じになっておりますが、おかあさんねこのちいさなねこに対する愛情は少しもぶれず、見据えるような表情にもそれが感じられます。

    小さい子ども向けのおはなしにありがちな甘ったるさはなく小気味よい語り口。そこには、石井桃子さんの幼い人に対する敬意が感じられる気がしました。

    投稿日:2008/04/05

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  • ハラハラドキドキ

    • かちゃみさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子4歳、女の子0歳

    子供の頃の景色に懐かしさを感じました。
    車もかなり旧式です。

    小さな猫がお母さんから離れ数々の危険から逃れながら最後は木の上でお母さんを呼びます。
    同じ道で危険を交わすお母さんのたくましいこと。
    猫の日常ではよくあることかも知れませんが同じ子を持つ母としては勝手に出歩いちゃダメでしょと言いたくなります。
    最後にお母さんのおっぱいを飲んでいる姿にいつにも増した愛おしさを感じました。
    人も猫もお母さんはいつも心配ばかりですね。

    投稿日:2008/03/22

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  • はじめての冒険は・・・

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子7歳

    大きな部屋に小さな猫。じっと、外をうかがう姿。
    と、庭に降りて走りだした!

    子猫は好奇心いっぱいで、部屋から飛び出してしまいましたが、
    外は危険がいっぱい!
    子猫が危険な目にあうたびに、ドキドキします。
    次から次へと襲ってくる危険に、緊張感が頂点に達した時、
    おかあさんねこが現れます。
    (さあ、子猫を助けて!)そんな気持ちで見ていくと、
    やっぱり、おかあさんねこは子猫を助けてくれます。
    緊張した糸が切れて、ほっとした安堵感が漂う中、
    親子の微笑ましい姿に、また安心しておはなしは終わります。

    子猫の好奇心に、おかあさんねこの愛。
    定番だけど、子供も親も安心して読み聞かせできるえほんです。

    子供の想像力をかきたてるような丁寧な絵と、
    息をつかさない展開の旨さが素敵で、
    大好きな絵本の中の一冊です。

    投稿日:2008/03/24

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