「ふたごのあかちゃん」 みんなの声

「この双子の赤ちゃんたちがすごいんではなくて
実はすべての赤ちゃんは本当はあんなことやこんなことも
いとも簡単にできるんだけど
産まれたばっかだし
わざと「赤ちゃんっぽく」してるんじゃない？」

というのは息子の説です。
言われてみれば
〇〇ちゃん生後1か月なのにどうやって移動したんだろう？
っていう場所で寝てたことあったよ！と大盛り上がり。
危なく不思議な赤ちゃんのお話と
簡単にまとまるところでした。
子供の発想力って感心しますね。

鮮やかな色使いが、とても可愛いです。

お母さんとの本がすごく多いので、生まれたての赤ちゃんとお父さんっていう組み合わせって意外と珍しいかなと思いました。

「きっとキスしてくれる」
「きっと抱っこしてくれる」
「きっとたかいたかいしてくれる」

お父さんを探しに行く双子ちゃんをちょっぴりハラハラしながら見守りながら、優しい気持ちになれる絵本です。

森の中の病院で、ふたごの赤ちゃんが生まれます。
一人目は「やっほー」と言いながら生まれ、二人目はくるんと回って着地。なんてすごい赤ちゃんでしょう。
夜になると「お母さんの寝顔かわいいね」なんておしゃまなこと言いながらお父さんを探しに出かけます。キスしてくれて、抱っこしてくれて、たかいたかいしてくれるお父さん。
私は新生児をいきなりたかいたかい？なんてヤボなことを思ってしまいましたが、娘はかわいらしい絵とふたごちゃんの冒険を楽しんでいました。
実際にふたごちゃんを育てるのは大変なのでしょうが、一時ふたごちゃんのお母さんになりたいなぁなんて思っていたころがあったのです。この絵本を読んでやっぱりかわいい！とそのころの気持ちを思い出しました。
続編が出ているようですね。そちらも読みたいです。

ふたごの子を持つ友人にと、本屋で立ち読みして気に入ってプレゼントしました。
あり得ないスーパー双子がかわいい！こんな頼もしい双子なら私も…いやいや、一人でもお世話が大変なのに！
でも、絵本ならでは？の甘ーい世界とはちょっと違う、双子のハイパーな頼もしさがとてもいいです！

はたこうしろうさんのカラフルな絵が目を引く絵本です。
生まれたばっかりなのに、しゃべれるし、走れるし、おまけに赤ちゃんどろぼうまで登場！びっくりしちゃう展開です。ふたごの名前が「やっほー」と「うふふ」なのもおもしろい。（ふたごを「たかいたかい」しちゃうページで、「新生児なのに？！」なんて思ってしまった私は、つまらない大人です。）

最後には素敵なパパが登場して、ハッピーエンド。
途中ハラハラしても、笑顔になれる終わり方なので、恐がりの娘も楽しく読めました。ちょっと西洋風？のオシャレな絵も見所ですよ！