幼児のケンちゃんが、初めてのおつかいをするお話。
2023年刊行。落語の「平林」を思わせる、ほほえましいお話。
初めてのお使いに、元気いっぱいのケンちゃんが、どんどん妙な方向へ驀進していく様子が面白い。
筆者は、少年誌にギャグ漫画を描いていた。当時、現役小学生だった私は、あまりに下品で汚い作風に大笑いして、世の中の多様性と大人の本気の遊び心や、こんなモンを世に流通させてしまった出版業界の懐の広さに感動した。
以来、ガタロー氏は私のヒーローだ。
そして、満を持して、幼児向けの大いに笑えるギャグ絵本が相次いで出版されたことを、本当に嬉しく思う。
話しの本筋は、極めて分かりやすく、
絵は、極めて濃厚な昭和レトロで
背景にも様々な遊び心と工夫とギャグのサービスが満載で
巨大な画面のド迫力でもって、笑わせてくれるスゴイ作品。
子どもにも人気だろうけれども、
大人も、いい年こいて大笑いして、ストレス解消になる。
童心に帰って、今日も朝から爆笑。
いい一日が始められる。
ありがたいっ!