和歌山電鐵「貴志川線」の、貴志駅で飼われていた猫が起こした奇跡を、絵本で紹介。
2023年刊行。2007年1月に、実際に貴志駅の駅長に任命された三毛猫のたま。帽子をかぶり、改札口でお客さんに愛想を振りまくお仕事で一躍大人気に。おかげで廃止が予定されていた貴志川線は、見事に復活。その後、一生を駅の業務に捧げたたまは、ホーム内に「たま大明神」として祀られ、今も皆さんの無事を見守っている、という。
すごい話だと思う。
ニュースで取り上げられた時は、一時的なブームだと思っていたが、いまだにこのように作品が出版されたり、後輩の猫駅員が誕生して、引き続き活躍したりしていて、素敵だ。
動物と人間と、仲良く豊かに平和に暮らしていける社会が実現していて、心があったまる。
素敵な話で、いつ読んでも心がきれいになる気がする。
大事にしたい実話。