ユニークな発想ですが、とても考えさせられるお話です。
おじいさんが大切にしている池が、駐車場にするために埋め立てられるというのです。
地主は、そんなに大切な池ならばどこかに持っていけばいいだろうと言い放ちます。
そこでおじいさんは池を絨毯のように巻いて、池と自分の居場所を探し始めるのです。
ありえない話ですが、ここからが本題です。
池の居場所はどこでしょうか。
おじいさんの思いとは裏腹に、池は人びとから敬遠されてしまいました。
池が嫌われる理由は様々でしたが、そんな考えを持つ人たちの発想に驚いてしまいました。
ささやかな憩いの場所だと思った池にも、疎まれる理由があったのです。
良かれと思うことに対して、マイナス要素も存在することを思い知らされました。
それだからこそ、様々な苦難を乗り越えて、素晴らしい結末に終わるところには感動しました。
感動をひときわ大きくする工夫には圧倒されました。
池とともにおじいさんも居場所を見つけたのです。