森のはずれの美術館の話」 みんなの声

森のはずれの美術館の話 作:梨木 香歩
絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン
出版社:ブルーシープ
税込価格:\2,200
発売日:2025年08月20日
ISBN:9784908356704
評価スコア 4.33
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  • 東京の一極集中がよく問題視されるが、
     文化面でいえばやはり東京は突出して優れた環境にあるといえる。
     上野という一角だけみても、どれだけの美術館や博物館があるだろう。
     そこで開催される展覧会のプログラムを見るだけで
     やはり東京の優位性は揺るがない。
     中でも、世界文化遺産に登録され大きな話題となった国立西洋美術館。
     本館の建物を設計したのはル・コルビュジエで、1959年に開館した。
     『西の魔女が死んだ』などで多くの読者をもつ梨木香歩さんが文を書き、
     「リサとガスパール」シリーズの画家ゲオルグ・ハレンスレーベンさんが絵を描いた
     『森のはずれの美術館の話』は、
     この国立西洋美術館を題材とした絵本である。
     「森のはずれ」とあるのは、国立西洋美術館が位置するのが上野の森の東のはずれだから。

     全体は二部構成でできている。
     一部は「電車に乗って美術館にきた ある母子の話」で、これにはハレンスレーベンさんの絵がつく。
     お話の中に国立西洋美術館に所蔵されている絵画がモチーフとして描かれている。
     この絵本仕立ての物語もファンタジー性が強い。
     絵画の鑑賞が人それぞれの思いでその方法も感じ方も違うように、
     このお話も読む人の思いに委ねられている。

     二部は「西洋美術館クロニクル」となっていて、国立西洋美術館が誕生するまでのことが、
     梨木さんの詩文のような語りで綴られている。
     この美術館が所蔵するコレクションが「西洋の窓」として、東に暮らす私たちに開かれていることが、
     なんとも幻想的に描かれている。

     一幅の絵画を鑑賞したような読後感であった。

    投稿日:2026/02/15

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  • 美術館に行きたくなる

    梨木香歩さんとゲオルグ・ハレンスレーベンさん、おふたりとも好きなので、購入しました。国立西洋美術館についてかかれた絵本で、2部構成になっているのが新鮮でした。そして、ファンタジックでどこか幻想的な物語にひきこまれました。とても奥深い素敵な絵本です。読み終わった後、自分にとっての一枚の絵に思いをはせました。また、美術館に行って、ゆっくりと絵を見たいと思いました。

    投稿日:2025/09/06

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