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でんでんむしのかなしみ」 みんなの声

でんでんむしのかなしみ 作:新美 南吉
絵:かみや しん
出版社:大日本図書 大日本図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1997年07月
ISBN:9784477010236
評価スコア 4.66
評価ランキング 3,105
みんなの声 総数 28
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28件見つかりました

  • かなしみの表現に度肝を抜かれる

    • ちえぞさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子2歳

    タイトルの「でんでんむしのかなしみ」を含む短編集。
    小さい子向けの本ではありませんが、息子が手にしたこの本を、カタツムリの本かな?と思い読んだところ、とんでもない。生きる上で必ず生じる「かなしみ」をどう乗り越えるか、という至上命題を、でんでんむしの行動を通して静かに伝えてくれる作品でありました。

    読み進めると、かなしいのは作中のでんでんむしだけではなく、自分自身であったことに気づかされます。そしておそらく、最終的にはでんでんむしと同様の対応をして生きる続けることを選ぶのです。

    小さい子供に読み聞かせするときには「一年詩集の序」と「でんでんむしのかなしみ」を読んでいます。言葉の意味がわからなくとも、新美氏の紡ぐ言葉の美しさは感じられると思います。

    投稿日:2017/11/30

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  • 優しい

    有名な新美南吉の作品

    皇后様も読まれていたという「でんでんむしのかなしみ」

    どんなおはなしかな??

    と思って読み聞かせ

    何かから解放されたような、心地良さを感じました

    5才の子には

    すこし難しいかもしれなかったかもしれませんが

    でんでんむしのカラには

    哀しみがたくさん詰まっている、みんなそうなんだ・・・・

    どんな人間でもそうですよね

    幸せそうに見えても

    その人個人の悩み・哀しみを抱えながら

    生きている

    みんなそうなんだ、もう嘆かないで生きてゆこう

    と思えます

    いじめやなやみがある人は

    このでんでんむしのように

    吐き出せる相談相手を見つけてほしい

    きっと道がみえてくるはずだから・・・・

    また、こどもが大きくなったら

    読み返したい絵本です

    投稿日:2009/06/06

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  • 大人が読んでも感動する絵本です

    • doruさん
    • 40代
    • その他の方
    • 兵庫県
    • 姪8歳

    美智子皇后がおすすめになったので有名になった絵本です。姪っ子(8歳)は何でも楽しいさかりで、でんでんむしのかなしみにはいまいち興味をひかなかったのですが、私は多いに共感して大好きな絵本になりました。どんな人でも多かれ少なかれかなしみというものを持っている。それをでんでんむしのせなかのからにかなしみがつまっていると表現するのはかなり斬新で、普通の人には考えることのできない発想です。姪っ子がもうちょっと大きくなって人の悲しみがわかるようになればもう1度読んであげたいです。

    投稿日:2009/01/15

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  • 深い話。

    新美南吉さんの作品って言葉がとても優しくきれいだな、と思います。
    でんでんむしのかなしみも例にもれず。
    表題作は、深い話だなぁ…と思いました。
    5歳の息子はキョトンとしていましたが、8歳の娘はそれなりに理解していたようです。年齢を重ねるごとにこの作品は深く感じ取れるようになるのではないかと思います。
    子どもにももちろんおススメですが、大人が楽しめる一冊です。
    繰り返し読みたいと思います。

    投稿日:2008/12/21

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  • 今の絵本に多くみかけられる
    明るく楽しくゆかいで仲良し的な軽い話と
    一味違う深い味わいがあります。

    なるほど作者はあの新美南吉。
    ごんぎつねしか知りませんでしたが多くの幼児向け
    作品があるそうです。

    私の子ども時代 主に
    幼児文学的作品を毎晩読んでもらっていましたが
    やはりこういう美しくイメージ的な絵が多くて、
    私は聴きながらどんどん空想を
    膨らませていけるのが楽しくて
    読み聞かせが大好きだったのを思い出しました。

    でんでんむしといえばだいたい
    どれも面白ゆかいな内容ばかりでしたが
     からのなかにはかなしみがいっぱいつまっているだなんて、まったく斬新な発想が印象に残りました。

    もうひとつの「きょねんの木」のお話も
    やはり想像が広がり中に入り込んでしまえる
    美しい絵がとても素敵です。
    どちらもこどもは心静かにじいっと聴いていました
    読み終わると「・・かわいそうだね」といって
    おとなしくなってそのまま静かに目を閉じて
    眠りにつきました。
    昼間だいたい元気に外遊びしたり、ゲームしたり、ふざけたりしてますが
    こういう時間も大事かなと思いました。

    投稿日:2008/05/23

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  • いくつになっても読みたい1冊

    まだ私が学生だった頃、母が私に「読んでみたら」と勧めてくれた1冊でした。
    美智子様のご愛読書ということもあり、世間でもにぎわっていた頃のこと。
    悲しみはだれにでもある、自分だけじゃないんだ・・・と、
    心に強く打たれたメッセージでもありました。
    先日実家に行った時、この絵本があって久々読み返しました。
    いくつになっても、この絵本は私の心の支えになってくれる本だと思います。
    勿論我が子にも読んであげたい、あげようと思っています。

    投稿日:2008/05/14

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  • 小さい時でも聞き入っていました

    絵本ナビの「New」で紹介されていて、我が家もこの絵本何度も読んでいるなあと思って、レビューを書くことにしました。

    この絵本を購入したのは、息子が3歳くらいの時。
    美智子様の愛読書だったということで、購入したのですが、
    心地よい文章に、読んでいる私の方が心を洗礼されるようでした。

    当時から絵本が大好きだった息子。
    そのうえちょっとくらい長い文章もへっちゃら。
    この絵本も私が読んでいると、隣に座ってきたり…

    挿絵がまたとってもかわいらしいんですよね〜。
    だからか、当時の3・4歳の息子でもこの絵本を読むのになんら抵抗がなかったようです。

    内容的には少し大人向けかもしれませんが、
    子供も一緒に楽しめますよ。

    投稿日:2008/05/02

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  • 心の支えになる絵本

    • コギタマさん
    • 20代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子1歳

    昔、自分が色々といきづまったときに読んだ忘れられない絵本です。このストーリーのように、きっと誰しもが、自分だけがこんなに悲しいのだという思いを持っているからこそ、誰しもが共感できる絵本なのかも知れません。子供というより、これは思春期を迎え大人への入り口で立ち止まった子や、大人向けの絵本。新美南吉らしい、美しくも哀しいお話です。

    投稿日:2008/02/08

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  •  この本は、「1年詩集の序」という詩から始まって、4つの小作品からなる絵本です。最初の詩は、聞き慣れない言葉で唄われ、最初は、読みにくかったものの、何度も読んでいるうちに、子供の耳にも慣れてきました。この手の、現代の生活で聞き慣れない言葉を使った詩や俳句などは言葉の意味を理解出来る 4、5歳の子供よりは、むしろ幼い子供に読み聞かせる方が効果的に思えます。
     
     4歳の娘が特に気に入ったのは、「でんでんむしのかなしみ」と「でんでんむし」でした。 「でんでんむしのかなしみ」では、ある日、自分が背負っているからの中は、かなしみでいっぱいだ、という事に気がついたでんでん虫のお話です。このお話のあと、娘は、「私にも、かなしみがあるよ」と、亡くなったおじいちゃんや、ペットの話をはじめました。
     「でんでんむし」は、心温まる、ユーモアなお話です。こどものでんでんむしの「おかあさん、お空になにがあるの」という疑問に、あっさり「さあ、おかあさんにもしりません」と答えるところなど、思わず「ぷっ」ときてしまいます。

     新美南吉の、美しく上品なお話にぴったりな、かみやしんの淡い水彩画も、この本の格を一層引き上げてくれているように思えます。 我が家では、この本は、ファーストクラス扱いです。

    投稿日:2007/06/21

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  • 孤独の終わり

    • 花明りさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子1歳

    四つのお話が収録されていて、どれもすばらしいのですが、私は「木の祭り」が一番好きでした。

    美しい花を咲かせたのに、誰にも見てもらえない事を嘆く木に、蝶たちが集まります。小さな蝶はみんなから遅れて、気後れする蛍と一緒に来ました。夜になると蛍の光でなお美しく木は浮かび上がり、みんなで祭りを楽しみます。

    この小さな蝶のやさしさが蛍を呼び、夜の祭りへとつながっていく場面が、とても美しいのです。種類の違う孤独なものたちが、お互い助け合ってきれいな世界を形作っている。心に染み入る作品でした。

    投稿日:2006/04/18

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