ぞうのさんすう」 みんなの声

ぞうのさんすう 作・絵:ヘルメ・ハイネ
訳:いとう ひろし
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:2000年07月
ISBN:9784751519806
評価スコア 4.66
評価ランキング 3,127
みんなの声 総数 28
「ぞうのさんすう」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

28件見つかりました

  • ゼロってこういうこと

    • わにぼうさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子8歳、男の子4歳

    「算数」で日々がんばってる兄ちゃんにいいかな?と借りてきました。

    実は、ぞうも大好きなうちの兄ちゃん。
    白黒のしっとりとした絵に興味津々でした。

    食べて、飲んで、うんちをして・・・。
    うんちは1つから毎年増えていって・・・。
    50年経って、それからは1つずつ減っていく。

    数そのものにはまだ実感がないようだったけれど
    何か感じるものがあったんでしょうね。
    二日続けて読んでくれって持って来ました。

    ゼロ。増えて、減って、差し引きゼロ。

    なんか、親の方がじ〜んわりきました。
    そうなんだ、ゼロってこういうことなんだな〜。

    レビューを書こうと思ったら、「死と向き合う絵本」とありました。

    なるほど。大人が今を見直すためにいいかもしれません。
    ゼロになるまでに。

    投稿日:2011/12/02

    参考になりました
    感謝
    0
  • 大人にもおすすめの深い本

    自分でまず読んでみた時に、
    なんともいえない気持ちに。
    「ぞうのうんち」が人生を語っています。
    人生の折り返しから減っていくうんち。
    そして、『ゼロ』の意味。
    白黒だけで表現している絵も素晴らしいです。
    何度も読み返してしまう本です。

    後日
    5年生の子どもたちに読み聞かせをしてみると、
    最初は「うんち」に食いついて
    うんちが増えていくことに笑いが止まりませんでした。
    ところが、
    うんちが減っていく場面から
    静まりかえっていき、
    最後の場面が終わると、シ〜ン・・・
    物語に浸っていました。
    子どもにも何かが伝わったようです。

    投稿日:2010/10/04

    参考になりました
    感謝
    0
  • 大人向けの絵本?

    • うまそうさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子5歳、男の子3歳

    松井るり子さんの著書で紹介されていたので、私が手に取った絵本です。ちょうど5歳の息子が、足し算などに興味を持ち始めた頃でもあったので・・・。

    読んでみた感想は、「ずっしり来た!」です。
    生憎と5歳の息子には命の折り返しとか、ゼロになるということ、という概念が理解しきれていなかったようで、また数年経ってから読んであげようと思いました。
    でも、私自身には、上り坂の人生、下り坂の人生、最後にゼロになることを受容するなど、とっても考えさせられることがあり読み応えがありました。そう言えば、秋元康さんの「象の背中」という小説にあったのですが、象は自分の死期を悟るとそっと群れから離れていくそうですね。『死』をテーマに扱う本として、象が主人公なのはぴったりだと思います。

    この本は、ぜひ私自身のために手元に残しておきたい、そんな内容です。

    投稿日:2008/07/05

    参考になりました
    感謝
    0
  • 静かに終わりを迎えられること

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    タイトルと本の内容が結びつかなかったのですが、読んだ後に読んでよかったという充実感がふつふつと湧き上がるのを感じる一冊となりました。

    年をとるごとに一個ずつうんこが増えていき、50を迎えたとき、そこからうんこが一個ずつ減っていく。そして、100年生きたとき…生命の流れを感じて心があつくなりました。
    マラソンに折り返し地点があるように、人生にもそんなポイントがあるんだなあと考えました。
    人生の終わりを迎えたときに、このぞうさんみたいに静かに幸せを感じることができるようになっていたらなあ。

    たくさんの人に読んでもらいたい一冊です。 

    投稿日:2008/02/20

    参考になりました
    感謝
    0
  • 皆さんの感想を読んで、前から気になっていたのですが、
    なかなか実物に出会えず、ついにネットで購入しました。

    とても良い本にめぐり合えたなと思います。
    数を教えるような絵本は数あれど、こんなにお話が味わい深く、しかも数というテーマがしっくりとはまって、お話の肝になっている本はこれまで見たことが無かったからです。

    もしこの本に出会わなかったら、人気キャラクターが登場して数を数える、というような安直な本で覚えさせてしまったことでしょう。そうだとしたら何て味気なかったことでしょう。

    この本はお話の面白さもさることながら、ゼロの概念や、足し算、引き算、掛け算、一年の日数などの数学の特質や面白みを、押し付けでなくストーリーのかかからイメージで学び取れるところが素晴らしいです。

    子供にいきなり2+3=?っていう算数を投げかけたって、
    「は?」という反応しかないでしょう。
    でも、ぞうさんのウンチを数えるためなら、お話を理解するためなら、一生懸命考えるのではないでしょうか。この本は算数が分かればより共感でき、感情移入できるようになっています。ぞうさんといっしょに数えて、増えたのを喜んだり、減ったのを悲しんだり…。またゼロになってすっきりして幸せだというオチも哲学的で、深いなあと関心します。

    数という概念に出会うきっかけとしては最高の絵本だと思います。飽きの来ない絵とお話なので、もしこの話を娘が気に入ってくれたら、何回も読んで、しっかり算数を理解させようと思います。


    お気に入りのベスト5には入りそう。

    投稿日:2007/04/11

    参考になりました
    感謝
    0
  • “うんち”の表記がもっと少なかったらな

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    皆さんの深い感想に比べて、非常に恥ずかしいのですが、我が家での感想は、「なんだか汚い話だったねぇ」というものでした。
    もともと私自身下系がとても苦手なので、うんちという表記がとても多いのには、読みながら、「う〜ん・・・」とちょっと困ってしまいました。
    このお話の真意は、下ネタではなく、生きるということ、人生を折り返すこと、人生をしっかり最後まで生き抜いていくこと、などなど“人生”にあるのですが、我が家ではそこまで汲み取ることは出来ませんでした。
    最後にぞうがゼロになって静かに消えていくところだけは、なんとも言えない余韻があり、子どもたちも何かを感じ取ったようですが。

    投稿日:2007/04/04

    参考になりました
    感謝
    0
  • うんちは語る

    • そやでさん
    • 20代
    • その他の方
    • 大阪府

    うんちのお話?と思っていたら大間違いでした。
    ぞうさんが年を重ねるにつれてうんちの数もひとつずつ多くなる。ところがある日を境に今度はひとつずつ減り始める。

    ゼロになること。
    成長と老化を子供が大好きな「うんち」によって分かり易く説明した深い作品です。

    投稿日:2007/01/17

    参考になりました
    感謝
    1
  • ゼロになることを自然に感じ取る事ができる

    • ぐるんまさん
    • 30代
    • ママ
    • 和歌山県
    • 女の子7歳、男の子1歳

     表紙を見て、ぞうがそろばんを使って楽しく、数遊びしている絵本かな?という感じで読んでいきましたが・・・
    生まれてから土に帰るまでの一生、ゼロになるまでの過程を”さんすう”になぞらえて描いた、とても深くて濃い内容の絵本でした。
     子供のぞうはお腹がいっぱいになるまで食べて、うんちをします。一つ、二つ。ぞうの成長と共に、たくさん食べるようになり、毎日うんちの数も増えていきます。
    大人のぞうになって、毎日50個のうんちをするようになり、50年の間に何個うんちをするのかもわかる、かしこいぞうになっていました。
    ぞうがうんちの数を数えたり、計算するところは”さんすう”ですね。
     毎朝50個のうんちを数えていましたが、ある朝おかしな事が・・・49個しかうんちがありません。
    ぞうはびっくりして一生懸命考えましたが、どうしてかわかりません。次の誕生日には48個。
    ついにぞうはわかりました。はじめの50年は一つずつ増えていくうんち、これからの50年は一つずつ減っていくうんち。もしそうなら・・・最後ははじめと同じになります。ぴったり同じ。しっかり数えようと思いました。
     うんちが減っていくことを怖がることもなく、しっかりと数えながら、悠々と毎日を過ごすぞうに考えさせられました。
     100年生きてきてやっとゼロということがわかった、ぞう。生きとし生けるもの平等に訪れる死を、一日にするうんちの数で描くことで、ゼロになって土に帰って行くんだと自然に感じ取ることができます。

    投稿日:2006/11/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • 奥深い絵本‥

    • イチアプさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳、女の子3歳

    小学校四年生への読み聞かせ会の絵本を物色中にこの絵本に
    出会えました。
    モノクロでシンプルな絵が、なんとも奥深い内容にぴったり
    です。
    今晩、一年生の息子と年少さんの娘に読み聞かせます。
    きっと、ウンチの山に大喜びでしょう。算数を習いたての息子にはウンチの『たしざん・ひきざん』に興味を持つことでしょう。でも、人生の『たしざん・ひきざん』の奥深いところにはまだ理解が足りないかもしれません。それはある意味仕方がないことかも‥。
    今の彼達へのこの絵本への理解度がそれで十分だと思います。10年後、20年後、30年後‥と読み返してほしい、大切にしてほしいと、親が願う絵本です。

    私の両親が読むと、きっとまた違う想いがあることと‥、想像します。

    投稿日:2006/09/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • 私ももうすぐ…人生の折返し地点!?

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    息子と二人で読みました。
    実は今年の私の誕生日に 子供達とこんな話をしていました。
     人生だいたい80年☆ 
     お母さんはもうすぐ人生の折り返し地点になるよ。
     そしたら 年を1つずつ返していくことにするから…
     2〜3歳になって オムツが必要になった時は よろしくね☆
    この絵本を読み終えたとき 息子はすぐにこの話を思い出したようです。
    象が 一生の間にしたウンチの数の計算も興味深かったのですが
    息子の心に残ったのは それではなかったようです。
    年をとる…という全ての生き物に平等にやってくる現象の結末が(ゼロ=死)だということを
    少しだけ理解したように見えました。

    投稿日:2006/09/01

    参考になりました
    感謝
    0

28件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / くっついた / だるまさんが

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • ひつじシステム
    ひつじシステム
    出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
    めくるめく羊の世界!羊を数えると眠れるらしい。羊が1匹、、2匹、…108匹、ちくわ!、そうめん!?…


人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

みんなの声(28人)

絵本の評価(4.66)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット