おじいさんならできる」 みんなの声

おじいさんならできる 作・絵:フィービ・ギルマン
訳:芦田 ルリ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1998年06月
ISBN:9784834015270
評価スコア 4.84
評価ランキング 136
みんなの声 総数 44
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

44件見つかりました

  • 見えなくても受け継がれるものがある

    お年寄りと子どものお話って、美談になりがちですが、ここに登場する大人たちはそこにとどまらせていません。
    全編におじいさんからのプレゼントの青いブランケットが形を変えながら、男の子の成長を見守ります。最後はとうとうなくなってしまいますが、あじいさんのこころはどうでしょう、男の子の最後の誇らしげな顔に表されている気がします。それにつけても、おかあさんの対応がおもしろい。捨てましょうねって言い続けているんです。生活の中って、結構こういう場面があるんじゃないでしょうか。
    絵本の下の方に描かれて、ずっと進んでいるもう一つの世界、子どもたちには全く説明せずに読み聞かせていましたが、ちゃーんと分かっていました。

    投稿日:2006/06/24

    参考になりました
    感謝
    0
  • じっくりと楽しみたい絵本

    • じゃっどんさん
    • 30代
    • ママ
    • 沖縄県
    • 女の子7歳、男の子5歳

    お話の小道具を使った「お話」にも良く似たものがあります。この絵本はお話も、もちろんすてきですが、絵もなかなかです。借りるよりは買ってじっくり何回も繰り返し楽しんだ方がいいかもしれません。本文のお話以外にも絵だけのお話が楽しめます。

    投稿日:2006/05/18

    参考になりました
    感謝
    0
  • 素敵なブランケットの行方

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    ヨゼフが赤ちゃんの時におじいちゃんが縫ってくれた素敵なブランケット。
    大きくなって古くなっても、おじいちゃんところにも持って行けば、
    ジャケット、ベスト、ネクタイ、ハンカチ、ボタンに大変身!
    そしてラストにヨゼフ自身がした究極のリサイクル!?
    繰り返しのリズムのおはなしに、
    おじいちゃんの愛情が優しい絵からあふれてきます。
    そして何といっても、そこここにあるサブストーリーが秀逸です。
    家の様子もさまざまなことを語ってくれますし、
    二階では妹の誕生も伺えます。
    床下ではねずみの一家が端切れを利用して住んでいます。
    どうぞ隅々まで広がるさまざまなお話を楽しんでください。

    投稿日:2006/04/20

    参考になりました
    感謝
    0
  • たくさんのストーリーがあります。

    おじいさんの心のこもった贈り物を大切にしてくるヨゼフ。
    そしてそのヨゼフの思いに応えるおじいさん。
    素晴らしい信頼関係がそこにあり、家族の温かい幸せを感じられるお話です。

    そしてこの絵本は、ヨゼフとおじいちゃんのやりとりだけでなく、2階のお部屋やおばあちゃんのいる部屋の様子、外の通りの様子、そしてそして床下の物語が描かれています。文章では語られていませんが、挿絵によって色々なストーリーが展開されて、またそれがとても興味深いです。

    そして妹さんもヨゼフのと同じように白い雲の模様はいった青い毛布をもっています。同じような物語が始まる予感がちらほら。大人が読んでも楽しめる絵本です。

    息子は息子で次に毛布が何に変身していくのワクワクしていました。
    そしてヨゼフがボタンをなくしてしまったときは、息子も一緒にしょげていました。
    でも、発見。ボタンはきちんと再生されていたのです。
    どこで?そうねずみのお宅で。
    何度となく読んで、絵を隅々までみて発見しました。その時の息子はとっても嬉しそうでした。
    家族愛、モノを大切にする心、モノをリサイクルしていく大切さなど色々なことがつまっています。

    そしてたぶんこのお話は作者のおじいちゃんのお話なんでしょうね。

    投稿日:2006/03/17

    参考になりました
    感謝
    0
  • 舞台は東欧だそうです。決してお金持ちではない家の息子のヨゼフは素晴らしい家族に囲まれ愛されて成長していきます。大好きなおじいさんが作ってくれたブランケットを相当おおきくなるまで、形を変えて身につけていきます。その間にヨゼフはお兄ちゃんになっています。地下にネズミが住む二階建ての家は人々の行き来があって、動くドールハウスのようです。家の前の通りにも色々な職業の人が行き来しています。小さかったヨゼフの成長の物語、そしてこのお話しの誕生が描かれています。ボタンを諦められないヨゼフにお人形を差し出している妹が健気です。同時に床下のネズミの一家の物語もしあわせな場面でステキだと思います。じっくりと絵を読みたい絵本、の1冊ではないでしょうか。

    投稿日:2006/02/19

    参考になりました
    感謝
    0
  • 図書館でひとめぼれ

    • りえぞうさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    赤ちゃんのヨゼフのためにおじいさんの作ったブランケットが、ヨゼフの成長に伴い、ジャケットに、ベストに、とだんだん小さく作り替えられていくお話。ページの下にはネズミ夫婦の家が描かれていて、そちらは小さくなるヨゼフの布地とは対照的に家中に青い布が増えていきます。
    絵本に描かれている年代はわかりませんが、まだ川で洗濯をして馬車が走っている古きよき時代なのも心が和みます。
    図書館で何気なく手にとり出合った本で、その出会いに感謝したくなりました。

    投稿日:2005/07/05

    参考になりました
    感謝
    0
  • 学校で…

    私ゎこの本を中学校の担任が今日クリスマスシーズンにちなんでホームルームの時間に読んでくれました。暖かいぉ話だと思いました☆本の下の方のもぃひとつの話、ネズミの家族のところもあって楽しく読んでいました。

    投稿日:2004/12/15

    参考になりました
    感謝
    0
  • 1冊で何度も楽しめる♪

    • まりん♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳

    ヨゼフが赤ちゃんのとき、おじいさんが素敵なブランケットをぬってくれました。
    ・・・おじいさんがとっても優しい表情で幸せそうにブランケットを縫う様子と床下に落ちたブランケットのハギレをみつけたネズミの夫婦の絵・・
    そこからお話が始まります。
    ヨゼフの成長と共に、古くなるブランケット。
    それを捨てずにジャケット・ベスト・ネクタイ・・・・とリフォームするおじいちゃん。
    ストーリーもいいんですが、
    床下のネズミ・2階の住人・ヨゼフの家族・町の様子などなど楽しめるポイントが本当にたくさんあります。
    何度も読み返したくなる絵本でした。

    投稿日:2004/01/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • 絵本の隅々まで楽しめます。

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子5歳、男の子3歳

    この絵本は、本の隅々にまで物語が隠れているので、何度も見て楽しめます。
    物語は、ヨゼフが赤ちゃんの時に、おじいちゃんがブランケットを縫ってくれて、それが成長とともに、小さくなり、ボロボロになる度に、おじいちゃんのところへ持ち込まれ、ジャケットになり、ベストになり、ネクタイになり、ハンカチになり、最後にはボタンになりますが、ボタンが取れた時に、とうとう落としてなくなってしまいます。
    なくなったものは、さすがのおじいちゃんでもどうすることもできません。
    すると今度は・・・、ヨゼフが、ぼくとおじいちゃんのこの物語を書くのです。これで、永遠に残るのですね。
    お気に入りの布が、どんどん小さくなるので、最後は一体どうなるものかと心配になりましたが、とっても素敵な終わり方で気に入りました。
    物語とは、別に、おじいさんの家の床下に住む、ねずみの物語、また、二階の住人の物語も絵から読み取ることができるという、心憎い作りになっています。
    リズムのある文章といい、隅まで見逃せない温かみのある絵といい、すごく楽しめる絵本です。とっても得した気分になること間違いなしです。

    投稿日:2003/04/05

    参考になりました
    感謝
    0
  • ヨセフがうまれた時に おじいさんが ブランケットを縫ってくれました
    おや? 布のきれはしで  床の下に住む ネズミの家族にも注目しました

    ヨセフはブランケットがお気に入りでしたが だんだん大きくなって ブランケットも すっかり 古くなって お母さんが捨ててしまいましょうというのですが・・・・
    「おじいちゃんなら きっと なんとかしてくれるよ
    信頼しきっているヨセフ   おいじいちゃんは リサイクル名人ですね

    それに引き換え ママは 汚いものは捨てるというのですが・・・・
    おじいちゃんの存在がヨセフに取ったら 大きい良い存在ですね
    人々の生活ぶりが 描かれていて 表情も面白いし
    地下に住むネズミの家族も しっかりとした 家族ですね
     
    ブランケットはとうとう ボタンに代わりますが ボタンがなくなるのですが・・・
    オチでヨセフが考えたこと   ものを大事にして リサイクルすることの大事さが伝わる絵本です
    絵がなかなかいいです

    投稿日:2015/05/09

    参考になりました
    感謝
    1

44件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

どうぞのいす / はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



あたらしい絵本大賞 結果発表!

みんなの声(44人)

絵本の評価(4.84)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット