1匹のひよこを見つけた猫の想像は広がります。
果てしなく大きく...
丸焼きにして食べたい。でも、大きく育てたら、もっと大きな丸焼きに。
いや、まてよ、卵を産んだら、卵と丸焼きが同時に食べれる。
でも、その卵を育てたら...と言ったふうに。
「取らぬタヌキの皮算用」とは、まさにこのことで、最後に、自動丸焼き製造機(?)みたいなところまで想像がふくらむと、子供たちは大笑いでした。
そこで、娘がひとこと。
「でもさ、お母さん?このひよこ、メスじゃないかもしれないよね。」
なるほど、オスだったら、卵も産まないわけだ。ナイスなオチだね、と思ったら、最後は、大きく育って飛んで行ってしまいました、というオチでした。
絵も親しみやすいし、字は少ないし、とても楽しい絵本です。