わにが、金魚さんのためにお水をためるためのあなぼこをほる、というお話です。わにさんの数も徐々に増え、大がかりになり最終的には、工事現場のようになるという展開でストーリーもシンプルでとても面白いです。
5歳息子は、興奮して聞いていました。まず主人公がワニであること、オフロードダンプやショベルカーなどの重機がたくさん登場するところ、そして、「ぎっひっひ」「ぐっひっひ」というわにの笑い?声が楽しかったようです。
読み始めると、「あなぼこってなに?」と聞かれました。「あな」は知っていても、最近「あなぼこ」という言葉を使っていなかったことに気付きました。「あな」より「あなぼこ」のほうが響きがよくて、可愛らしい感じがしました。
目つきは怖くても、小さな金魚のために穴を掘るやさしいワニの気持ちが伝わってきます。
翌日、息子は、我が家の庭に「あなぼこ、あなぼこ」といって小さな穴を掘っていました。息子お気に入りの絵本です。