ふしぎなたね」 みんなの声

ふしぎなたね 作・絵:安野 光雅
出版社:童話屋
税込価格:\1,815
発行日:1992年
ISBN:9784924684676
評価スコア 4.63
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みんなの声 総数 29
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29件見つかりました

  • 絵も文章もすてき

    安野さんの絵本は大好きなのですが、うかつにもこの本の存在を長いこと知らずにいました。
    なまけものだった若者が「ふしぎなたね」をもらったことで
    変わっていきます。
    努力して、工夫をして、あきらめずに生き抜くこと…
    大切なことを教えてくれる絵本です。
    嵐が過ぎ去ったあとの家族の場面に胸を打たれました。
    絵も、文章もすばらしい作品です。

    幼稚園くらいの子に読んでももちろんいいのですが、
    私は10歳の長女のために読みたいと思って購入しました。
    折を見て読み返したい絵本です。

    投稿日:2012/02/16

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  • 人生を学ぶ

    1つのたねから2つのたねが収穫でき、1つ食べたら1年何も食べなくても大丈夫という「ふしぎなたね」を、1つ食べて1つ埋めることを繰り返していた男が、ある年、2つとも埋めることに気がつき、年を重ねるごとにたくさんのたねが取れるようになったというおはなし。
    この本は、長女が数を覚えたての4才の頃に購入しました。その時はどんどん増えていくたねを面白そうに見ていていただけでしたが、小学生になった今も、時々本棚から引っ張りだして読んでいます。だんだんとこの本の本当の面白さがわかってきたようです。
    数学だけでなく、経済のこと、自然の摂理、人生のことを教えてくれる本で、大人も楽しめます。娘も、折に触れてこの本を開き、多くのことを感じてくれたらと思います。

    投稿日:2011/12/22

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  • 数学が面白い

    このシリーズはたいてい3歳には難しいけど、これなら3歳でも大丈夫!たねを毎回まいて1つ食べて1つまくと、ずっと増えない。あるとき、一度我慢して違うのを食べてたね2つまくと増えますね!!これを発見し、くりかえしたら長者のようになりました!嵐でまた財産を失いますが、また10のタネをまいていきます。

    ひとときの我慢や計算を教えるのにとてもよいと思って、この本はすぐ購入しました。

    投稿日:2011/05/24

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  • 小学校にあがったら…

    読んであげたい絵本です。
    自分が数学苦手だっただけに、
    こういう絵本に出会うことが
    結構重要なんじゃないかなって
    思うんですよね。
    すごく難しいことじゃないけど、
    でも、頭の使い方として、
    とっても参考になるというか。
    これを読んだからといって
    数学が好きになる保障はないですが…。
    でも、自分が小学生になったときに
    出会っておきたかったなと思った絵本だったので、
    娘には読んであげようと思います。

    投稿日:2010/04/14

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  • 数学と人生

    • リンダおばさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子14歳、男の子11歳、男の子5歳

    5年生の読みきかせで読みました。

    生きていく知恵としての数学が語られています。
    「美しい数学」シリーズではダントツのおススメです。

    ページをめくるごとに、

    さて、いくつうめたでしょう。

    という質問があるので5年生では盛り上がりましたが(私は途中でギブアップ)、
    この本の面白いところは、
    計算だけでは人生は計れず、
    予期せぬことにも対応しなくちゃ、というどんでん返しがある。

    そして、

    「でも、このこがぶじでよかった」

    というくだりで、この本のグレードがぐんと上がっている気がします。
    ちょっとじーんとしちゃいました。
    難しくないけど奥の深い数学です。

    投稿日:2009/12/27

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  • 数学が楽しく感じられる。

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    むかし、あるところに、なまけものの男が住んでいました。
    冬のある日のこと、仙人が出てきて、不思議なタネを2個くれました。
    1個を焼いて食べると、1年間何も食べなくてすみます。もう1個を地面に埋めておくと、翌年の秋には、実って、2個の実がなりました。1個を食べ、もう一個は地面に植える。何年か繰り返すうちに、違うことをしようと決め、そこから、話はどんどん展開していく。
    『さて、いくつの種を埋めたでしょう。』

    その質問の答えをきちんと考えながら読み進めていくと、頭の体操になります。数学を、うんと身近に感じ、楽しい数学の世界を知ることができます。
    こんな感じで、美しい数学に気づくことができたら、数学が好きな子どもたちがもっと増えると思います。
    また、絵にもちょっとした遊び心があって、ついつい引き込まれてしまいました。

    投稿日:2009/12/19

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  • 算数好きの子にお勧め

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    安野さんのシリーズに、はまってる我が家です。
    「3びきのこぶた」で玉砕しましたが、こちらは新小2の息子でも楽しめました。

    図書館から借りてきた後、鞄から出して部屋の隅で読んで計算してました。
    「母さん124個かなあ」と急に途中のページを見せられても
    私だって一から読まないとわからない・・という訳で、親子で計算タイムになりました。

    1つ食べると一年腹がいっぱいになり、植えると翌年は2つに増える種のお話です。
    毎年○個食べて、○個は保存して、○個は人にあげてなど
    色んなシチュエーションで「いくつうめたでしょう」と毎年繰り返されてお話が進みます。
    簡単な足し算と引き算、掛け算がわかると答えが出せます。

    作者の方がどこかに書いてたと思いますが、個数を示すものが種であることがポイントで、算数の勉強とともに収穫についても学べます。
    嵐といった予期せぬ事態に夫婦は、少なくなった種を埋めて祈るしかありません。

    我が家では色んな要素で楽しめた一冊でした。

    投稿日:2009/03/28

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  • はまってしまう!

    息子が小学校に入学してから、4年生になった娘の就寝時間を1時間
    遅らせるようにしてるため、我が家では1日に2度の読み聞かせタイムが!!
    先日、我が家の本棚にも2050冊の絵本&児童書が収まることになりましたが
    こうやって1日に2度の読み聞かせがあると・・・
    正直、ネタがなくなって来ちゃう(><)

    小学生になって本格的に「学習」を始めた息子は物語との組み合わせで
    こういった「頭で考える」本も積極的に読むようになりました。

    先日、久し振りに本棚より取り出されたこの本をしばらく読んで
    「今日はこれにしようよ!」目を輝かせて持ってきました。

    かけ算に通じる要素も含まれているので少し難しいのでは?
    と思ってましたが、いかにも「数学!!」といった数字の並びいっぱい!
    の数学教本とは違って、お話しの展開のなかに数字を忍ばせて自然な感じで
    問いかけてくるのでまるでクイズに挑戦するように、
    「分かった!○個でしょう?」大人の私の方があたまが硬いのか?
    ちょっとまって!!と言いたくなる問いかけにも楽しく挑戦してました。

    読後は、「ねぇ、これおもしろいよ!」
    読み聞かせ2次会(娘との読み聞かせタイムね!)ももちろん、こちらを楽しみました♪

    投稿日:2008/06/06

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  • 計算したくなる

    なまけものの男が仙人に不思議なタネを2個もらいます。
     1個食べると一年間何も食べなくてもお腹は減らない。
     1個植えると秋には2個実る。
    最初男は1個食べて1個植えるを繰り返しますが、
    よりタネを増やすことを考えます。

    最初の繰り返しのページでは
    まだ繰り返すの?という感じで「しつこい〜」などと言いながら
    笑っていましたが、男がタネを増やしはじめると
    笑っていられません。
    幼稚園児も指を折って数えます。
    ページに書かれているタネを一生懸命数えます。
    袋に10個ずつ詰めてあるページは
    10のかたまりで数えられるので良かったです。
    紙を用意して、タネをいっぱい書いたこともあります。
    ちょっと面倒になるぐらい書かされました。
    でも計算なのに楽しかった様子です。

    絵はかわいいくて難しい算数を感じさせません。
    途中ミレーの名画のような絵まで登場します。
    掛け算を覚える小学生や
    大きな数に興味をもち始めた子も楽しめると思います。

    でも一年で1個で十分のタネを
    男はどうして増やし始めたのかな?
    人間 欲が出るものなのでしょうか。

    投稿日:2008/02/05

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  • 美しい数学

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子9歳

    仙人からもらった不思議なタネ。
    1個地面に埋めておくと来年の秋2個のタネが取れるのです。
    1個食べて残りの1個を埋めて、の繰り返しの末、
    男は気づくのです。
    2個埋めて育てれば・・・・。
    さあ、ここからは計算なさってくださいね。
    やがて家族が増え、食べる個数も変化してきますよ!
    計算が嫌になっても大丈夫。
    おはなしはどんどん流れていきますので、
    概算で体感してすすめばいいでしょう。

    数学には不思議な魔力があります。
    このシリーズが「美しい数学」となっているのは妙に納得です。
    この「美しい」という表現が素敵です。
    芸術を鑑賞するように、数学を鑑賞してみませんか?

    投稿日:2005/10/11

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