草原の朝、うまれ出たのは219匹のかまきりっこたち。
たちまち散らばり、葉っぱの上を登っていった。
ヤモリの口の中に入っていったり、水の中に落ちていったり、クモの巣にひっかかったりして、どんどん少なくなっていきます。
表紙をめくると、219匹のかまきりたちの紹介がされていました。いっぴきいっぴき特徴があり、ちゃんと名前がついているのです。でも、あっという間にいなくなってしまったりして、かなり衝撃的でした。でも、これが、自然界のこと。ちょっぴり怖いけど、本当のことを教えてくれます。細かい描写、それぞれのかまきりを追いかけていくのもひとつの楽しみだと思います。そして、周りに登場する生き物たちも、なんてリアル、でも、どこか、愛嬌があるのも魅力的です。