重松さんの小説は、少年少女を主人公にしている作品が多いのです。
それぞれに、悩みや喜びや成長期の心の在り方を題材にして描いています。
このこだわりは何だろうと思うのですが、重松さんは人間好きなのだと感じます。
この本では、少年少女の様々な人生相談を重松さんが回答しています。
大人になるとなんということのない問題も、少年たちには重大な問題です。
重松さんは大人の側から見下ろすのではなく、質問者と同じ場所に立って本心で答えています。
相談ごとについては、応える人間でまちまちな助言になっていくのでしょう。
重松さんの答えがすべてナットクできるわけではないのですが、重松さんの回答者としての姿勢は素晴らしいと思いました。