「おおさむ こさむ」 みんなの声

このシリーズはとっても季節感たっぷりですね。
タイトル通り本当に寒そうなイラスト
しかもこわーーい“おおさむこさむ”のお陰で
余計に寒さが増しそうです（〜_〜；）
でもきっこたちに“さむい”といわせようと
あの手この手のおおさむこさむがすごく迫力があって
聞いている娘は少し怖そうにしていました。
でもラストを迎えるまでのドキドキ感が満点で
楽しめました。

大好きなキッコちゃんシリーズの冬のお話ということで、親子で読む前からワクワク＾＾；

おおばあちゃんからマントを作ってもらったきっこちゃんといたちのちいとにい。
「こんな寒い日は雪ぼうずがでるよ。」とおばあちゃんに忠告されたのに、新しいマントでお出かけしたい3人はお外へ･･･
そこで3人があったのは、なんと可愛いゆきだるまたち。
一緒に遊ぶことになったんだけど、実はこのゆきだるまたちの正体は･･･


いつもながら起承転結のあるきっこちゃんシリーズに満足な私たち。
特に今回は、可愛いゆきだるまが、実は・・・
っていう感じで、ちょっとドキドキしてしまいました！
そしてきっこちゃんがゆきぼうずたちの攻撃のかわし方がなかなか面白かったです。

このシリーズでは一番怖さでドキドキしてしまいましたが、最後はちゃんとオチもあり楽しかったです。

きっこちゃんの機転で、ちいとにい、命拾いしてよかったね♪と素直に思えるお話でした。

でもシリーズでは、前２作の方が何となくほのぼの感もあってよかったなあ･･･
なので☆☆☆☆評価です。

長女が気に入って、何度も読んだ本です。今の時期にちょうどいい話です。

おおばあちゃんの忠告を聞かずにそり遊びに出かけたら、やっぱりゆきぼうずに遭遇。

ゆきぼうずの攻撃に「寒い」と言っちゃうのではないかと、ドキドキでした。きっこちゃんは、機転がききますね〜。

雪があまり降らない地域に住んでいるので、この冬はそり遊びができるところに行ってみたくなりました。もちろん、ゆきぼうずには会わないようにしないと！

おおばあちゃんから暖かいマントを作ってもらったきつねのきっこは、「こんな寒い日はゆきぼうずがでるぞえ」とおおばあちゃんに言われたものの、やっぱりそり遊びがしたくて、外に出てしまいます。そこに現れたのが、小さなゆきだるまが二つ。でもこの小さな雪だるま、あるものを食べるとどんどん大きくなって、とうとう巨大なゆきぼうずに変身してしまいます。さあ、どうする、きっこちゃん！

起承転結がはっきりしていて、お話にもちゃんとオチがあるので、自然にお話の中に引き込まれていく感じです。絵の中に、「おなべおなべにえたかな」のおなべが描かれているのも楽しいですね。
去年まで雪国に住んでいたのですが、さっきまで晴れていたのにみるみるうちに空が暗くなって吹雪になる、ということを何度も経験しました。おおさむこさむの変貌ぶりは、北国の冬の激しい吹雪を思い出させるものがありますね。

「ゆきぼうず」なるものが出てくるので、ちょっと怖いかな〜と思いつつ、読みました。
でも、出てきたのは・・・かわいい雪ダルマ！？
正直、ちょっと拍子抜け。でも、やっぱり・・・。

最初、一緒にそりすべりをしているのをうれしそうに見ていたわが子。
話が進むにつれ、ちょっとおかしいぞ、と思いだしたみたいでした。
ゆきぼうずが、正体を現したときは、やっぱり（？）ママの背中へ・・・。

でも、全体的に、楽しい感じの話と絵だったので、楽しめたようでした。

雪の降り積もる日に、ちょっと雰囲気を変えて読むととっても怖そうな話になりそうですが・・・。
今回は、雪は降っていましたが、明るく楽しく終わりました。
今度は、もっとしんしんと雪が降り積もる時期に、読んであげようと思います。