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節分の日、優しい鬼の子供の”おにた”は住処を追い出されてしまい、豆まきをしていない家へ。 そこでも鬼というだけで悪者のように思われ…。 鬼にも色々あるのに、一くくりにして悪者だと扱われることの不条理と切なさ。 こんなに凄い本だったのかと改めて驚き。 子供の頃多分ほとんどの人が読んだことがあると思う絵本。 けれど、今も”おにた”と同じ気持ちになることがあると思う。 今も昔も、現実はなかなか変わらないんだなとも思う。 だからこそ、この絵本は、これからも次の世代に伝えられていくべきだと感じました。 久々、心の芯に沁みました。
投稿日:2021/01/17
とても有名な物語ですし、購入した時に本についていた帯にも『教科書』と言う文字があったので大抵のママなら読めばすぐに思い出すでしょう。 私も長い事忘れていましたが、本屋に並べられていた『いわさきちひろ』さんの素敵な絵に誘われ手に取ったらすぐに思い出しました。 そう 降り始めの雪の様な儚さのある、あの小さくて美しい物語。 3才の娘にとっては初めての『切なさ』という感情との出会いです。 読んであげた後どんな反応をするかとても気になったのですが、そっと見ると言葉の余韻を噛みしめているといった感じに身動きせずじっと静かにしていまた。3才なので、どこまで理解してどこまで受け止めれているのかわかりませんが、また少し大きくなって感想がうまく言葉で表現できるようになるのが楽しみです。 子どもの心の成長のお供になりそうな素敵な絵本です。
投稿日:2013/02/20
節分特集でこの絵本を知り、図書館で借りてきました。 とても優しい鬼の子「おにた」。 なのに、鬼と言うだけで、節分の日には住むところがなくなってしまいます。 「にんげんっておかしいな。おにはわるいってきめてるんだから。おににも、いろいろあるのにな。にんげんも、いろいろいるみたいに。」 おにたの言葉にちょっとドキリッとしました。 いつも言うことを聞かない息子(3歳)に、「早く寝ないと鬼が来るよ〜」と怖いイメージを植え付けてしまっていたから…。 ごめんなさい。きっと良い鬼もいるでしょうね。おにたみたいに…。 この絵本を読んで、私が「ちょっと悲しい話だったな…」とつぶやくと、娘(7歳)は「どうして?」と尋ねました。 娘には、まだこの絵本の内容が理解できなかったようです。 来年またこの絵本を読んであげてみたいなと思います。
投稿日:2009/03/18
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