まずはページいっぱいのほんわかした絵が読む人を物語の中に引き込みます。
クマさんとヤマネくんに届いた葉っぱのお手紙で森の中にふゆじたくのおみせが開店することを知った二人は買い物に・・・
買い物をするにはどんぐりを集めないといけないとわかり動物たちは森中を駆け回りどんぐりを集めます。
クマさんとヤマネくんはお互いに内緒でプレゼントを買おうと一生懸命どんぐりを集めます。のんびりクマさんはなかなか集める事が出来ないのですが、ヤマネくんのやさしさでなんとか必要な数のどんぐりを集めることができます。
やっと集めたどんぐりを持ってお店に戻るクマさんとヤマネくんですが、お店はもう閉店。
ところが、二人の努力を知っている森のみんながお店屋さんにお願いして品物を残しておいてくれるという優しさあふれる結末です。
買ったものが実はお互いのプレゼントだと言ったときの二人の表情がとても嬉しそうで、こちらまで幸せな気持ちになります。
最後には冬が来て一面雪に覆われるのですが、クマさんもヤマネくんもきっと暖かいことでしょう。
5歳の娘は私が読み聞かせた後、一人で何度も声に出して読んでいました。
どうやらお気に入りの仲間入りした一冊のようです。