「もりいちばんのおともだち」 ６歳のお子さんに読んだ みんなの声

秋のスイーツに秋の収穫☆
繊細な丁寧語な絵に食欲をそそられる絵本です！
そして絵だけでなく、ストーリーも魅力的でした。

大きいものが好きなヤマネくん、小さいものがすきなクマさん。
大きいもの小さいもの。そのパッと見た目で判断できるものを題材にしているので、子供にも食い付きがよかったです。
そして、ヤマネくんは大きく育ったクマさんの畑に惹かれて羨みますが、ヤマネくんの畑も最後すごいことになっていたんですよね☆
大きいものと小さいもの。その見た目だけではわからない事もあるんですね！

美味しそうなケーキも魅力的でしたが、ケーキ屋さんでもらった「花の苗（？）」が素晴らしいです。
てっきりきれいな花が咲くと思ったら、秋を代表する野菜たち。
予想外の展開にうれしくなってしまいました。
秋の収穫祭にもハロウィンにも繋がって、秋の読み聞かせにピッタリの絵本です。

からだは大きいけれど小さいものが好きなクマさんと、小さいけれど大きいのものが好きなヤマネくんの交流。

クマさんの毛並がホワホワと美しく描かれていて、つい撫でたくなります。

森のケーキ屋さんのケーキも美味しそうだったけれど、秋の収穫・かぼちゃ、さつまいもを使った料理のパーティーが気になりました。
ほのぼのしました。

自分の見た目とは反対の物が良い二匹が、相手を思い合う所が親子共々感動しました。
やまね君の葉っぱが枯れてしまって残念がってる時に土の中に何かがあると分かり、読んでる私まで興奮して声が大きくなり、子供達も「何かな？早く！」と興奮してました。

長いお話だったけれど、3歳の息子もちゃんと聞けて理解してました。
久しぶりに二人から「もう一回！！」コールが出ました。

このシリーズの『ふゆじたくのおみせ』を先に読んで、クマさんとヤマネくんの友情の
深さに感心したので、一体、この２匹の出会いってどんなだったの？　と興味津々
になり、図書館で探して予約して、やっと借りれました！

なるほど、人間でもあるかもしれませんね。自分が大きいから小さいものを愛しいと
思う気持ち。逆に、自分が小さいから大きい物に憧れる気持ち。
この２匹の最初って、そんな想いからスタートしたんですね。

２匹で行くケーキ屋さんのケーキが本当にどれも素敵でとても美味しそうでした。
息子もケーキのページに釘付けで、どれが食べたい？と聞いたら、クマさんと同じ
“はちみつモンブラン”でした。一方、私は“フルーツいろいろケーキ”を選びましたが、
う〜ん！ “まるたんぼーケーキ”も捨てがたいなぁ...
そんな楽しみ方も出来る絵本でした。

最後がちょっとビックリしましたが、ひょっとしてこの本って秋に読むのにぴったりな本
なのかもしれません。ワクワク感とかはありませんが、とても可愛いくて、美味しそうな
話です。是非、読んでみてください。

とてもきれいな絵で親が気に入りました。
大きなクマさんと小さなヤマネくんのお話ですが、まだ、親友といえる友達のいない子供になにか心に残ってくれれば、と思っています。
一人でなにかをするよりも、友達っていいなぁ、とこの本で思ってくれればうれしいです。

絵もおはなしもほかほかとあったかい。
やまねくんの畑がかれたとき、6歳の娘は悲しかったそうです。
もう少し、読み込んで欲しい気もしますが、娘はまだ幼いのか？
情緒の発達を待ってもう一度読んでみたいです。