「イーヨとヤーヨ」 ７歳のお子さんに読んだ みんなの声

絵的にも、パッと見幼稚園児タイプの作品かなと思って手に取りました。案の定、娘5歳は絵に食いつきました。
しかし、7歳の息子と5歳の娘を前にして読み聞かせをすると以外にも7歳の息子も食いついてきたではありませんか！「イーヨ」、「ヤーヨ」の部分はワンテンポ待っていると二人で「イーヨ」、「ヤーヨ」と相槌を打ってくれるほどに。読み終わると息子のほうから「まま、これ面白いね。」と言ってくれました。「二人の最後のページが好き。」とのこと。
小学校で読み聞かせをしていますが、ぜひ子供たちに読みたい一冊だと感じました。
絵は可愛く、内容が簡単で一年生なら自分で読める本です。入学祝にもいいかもしれませんね。

なんでもいいよというイーヨ、なんでもやーよというヤーヨ。

いーよ、とほしがるみんなに花をあげて、なくなってしまうイーヨ。でも、ヤーヨが育てた花まですべてなくなり、家出するヤーヨ。

あげる心も、拒否できる勇気も大事ですよね。

考えさせる絵本でした。すごくいいと思います。

見返しのところの、お花畑がとっても綺麗で素敵です。息子が、ヤーヨの顔をまじまじと見ているので、どうしたのかと思って聞いてみると、茶色に黒で顔が書いてあるので、よく見てなかったと言っていました。
よかれと思ってしたことが、困ったことになったり、いじわるだと思っていたら、優しい所もあったり、色々な友達がいるのだとわかりやすく書かれていました。お友達とのやりとりが書いてあるので、これからお友達を作る新一年生におすすめです。