私が幼いころから、家の本棚にあった
「私の思い出殿堂入り絵本」の中の1冊。
じぷたはジープを改良してできた消防車。
小さいから、いつも仲間のみんなにバカにされてしまうんだ。
でもね、じぷたにはじぷたの良いところがあるんだよ。
じぷたにしか、できないことがあるんだよ。
初版が1963年・昭和38年・・・かな?
今から53年前・・・
すごく長い年月が経った。
でも未だに親しまれている。
すごいなあ、すごいなあ。
私が子供のころ読んだときにはすでに、
初版から20年は経過していて、
子ども心に、絵が古いなあなんて思ったりしたこともあった。
それから更に30年が過ぎた今は、
そのレトロな感じがとても良いと思ってる。
何よりお話自体が好きだったので、しょっちゅう読んでいた。
ずっとずっと後世に残って欲しい作品の1つ。
のっぽ君とぱんぷ君と、いちもくさん。
子どものころは、とっても意地悪に見えたっけ。
でも、この3台。
いざ仕事の時は大活躍!!口先だけではないんだよね。
おまけに子どもたちからも人気があって・・・
私がじぷただったら、悔しいけど勝てないよって、最初から諦めちゃってる。
大人になってから読むと、
なんだか、じぶんが
とっても ちっぽけで、
みにくく おもわれて、
かなしくなりました。
このじぷたの気持ちに、胸がチクンとする。
消防車も救急車も、今ではもう見かけることのない昔の車両。
(とくにいちもくさんがレトロな感じで好き)
あ、ナンバープレートの数字、一桁だぁ。
(今は地名の横の数字、3桁が多いと思う)
そういう部分からも、時代を感じられることができて、いいなって思う。
最後、ある一件の火事が起きて、
じぷたはとても大活躍&評価されます。
みんなが、じぷたの良さをやっと認めてくれたのです。
良かったね、じぷた。