「かわいい〜ぃ!」と下の子が奇声をあげました。
確かに、庭先に出会お向けになっている「お萩ちゃん」の姿は愛らしかったです。たとえ、無垢な顔つきのまま両手にだんごむしを握っていても…。
発想も、登場する庭先の生き物たちもほのぼのしていて可愛かったです。
個人的に「ん?」っと、思ってしまったのは、現実的な老夫婦の縁側のシーンから、下にこぼれおちた「おはぎ」を追ううちにいきなりファンタジーの世界に入ってしまうこところ。
私はすぐに切り返せませんでした。
こういう話の展開になるなら、最初から人間たちのやり取りはセリフなしにするとか、いっそのこと「おはぎ」が落ちた時点から話が始まった方が読みやすかったかも、です。
1ページ1ページが結構細かく描かれているので、読み聞かせなどで大勢いる場所で使うより、ご家族でワイワイいいながら(いろんな発見をしながら)読んだ方が楽しいと思います。