「ちいさな かわいい おべんとうばこ」 大人が読んだ みんなの声

「パッピプッペポー」シリーズなど、宮野聡子さんのかわいらしいイラストが好きなので、こちらも読みたいと思いました。
森の中に忘れられていたおべんとうばこを動物たちが見つけ、入れ替わり立ち替わり、それぞれがいろんな使い方をして楽しみます。
そんな使い方があるんだ！と、なんだか微笑ましく読みました。
とてもほっこりする、やさしい雰囲気のお話です。

ある日、女の子に忘れられてしまったお弁当箱。
いろいろな動物がそのお弁当箱を借りては、それぞれ思い思いの物に変身させて使います。
そして、ありがとうの気持ちを込めた贈り物と一緒にもとの場所に戻します。

次は誰が借りるかな？どんな使い方をするのかな？とワクワクしながら読み進めていくと、そんな使い方があったのか〜！と思わず微笑んでしまうような物語です。

最後に持ち主の女の子が取りに来て、お弁当箱の中身を覗くとほっこり。
動物たちと女の子、そして読者も笑顔になる一冊です。

試し読みをさせもらいました。
絵がかわいいですね。
子ども達の好きな動物が沢山でてくるのと、お弁当箱を色々な用途で使う面白さが、子ども達がワクワクして見るのではないかと思いました。
最後まで読んでみたいです。

動物たちが次々にお弁当箱を借りては、有効活用していました。
ちゃんと元の場所に返しておくところが、えらいなと思いました。
森の情景の描き方は、写実的でとても美しく、清々しい気持ちになります。
お弁当箱に何が入っているのか、わくわくする気持ちも感じられました。
まさしく「あけてびっくりたまてばこ」の結末が素敵でした。

お話も可愛いですが、優しいタッチのイラストもとっても可愛いです。動物たちからのありがとうも素敵ですね。お弁当箱をどんな風に使うのかなと楽しめました。可愛いがいっぱいで、あったかい気持ちになれる素敵な絵本です。