「おすしが ふくを かいにきた」 大人が読んだ みんなの声

『くみたて』の世界観に惹かれていたので、素通りできません。
題名からしてインパクト大です。
なるほど、寿司ネタを服に見立てているのですね。
ハンガーにずらりと並んでいる寿司ネタの様子はびっくりですが、
意外にこれもありかも、と思わせるクオリティにうなります。
細部をよく見るといろいろな発見もあって愉快です。
アイスコーンが帽子、というのも、なるほど。
ミックスでクールに決めた、というセンスがたまりません。
和テイストの着付け、鉛筆の散髪などのアイデアもすごいすごい。
ワッフルを棚に見立てたところにも、拍手！
マカロンの椅子、ケーキのベッド、その質感に共感です。
今作は美味しそうな素材が多いのも魅力的です。

いろんな見立てを見つけるのがとても楽しいです。
一番好きなページは床屋さん。
文房具がいっぱいです。
あっ、これセロテープのカッターか、と気付けた瞬間、少しうれしくなります。
サウナのほの暗い感じも良いです。
さりげなく登場する作者ご本人も発見。
終わりの場面には幸せ感があります。
しかし見ているうちに、何か食べたくなってくるので困っています。

タイトルに興味をひかれて読んでみました。まさか、おすしのふくが……と、その発想に驚きました。わくわくします！　特に好きなのは、帽子を買いに来たアイス。考えたこともなかった……。すみずみまでじっくり楽しめる、ミニチュアの世界。年齢とわず、楽しめます。プレゼントにしたいと思いました。

お寿司などの食べ物が服などを買いに行くお話です。

絵本がミニチュア写真で構成されているので、隅々まで楽しむことができます。
非日常的に見えて、買い物をする風景が何だかリアルに見えてきて面白いです。

一度は子ども達に読み聞かせてあげたいオススメの一冊です☆