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ぼくの図書館カード」 大人が読んだ みんなの声

ぼくの図書館カード 文:ウイリアム・ミラー
絵:グレゴリー・クリスティー
訳:斉藤 規
出版社:新日本出版社
税込価格:\1,650
発行日:2010年11月30日
ISBN:9784406054102
評価スコア 4.54
評価ランキング 6,908
みんなの声 総数 12
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  • いつの時代にも

    図書館のおすすめコーナーのところに立てかけてあって、
    子供にはまだ難しそうでしたので、自分用として借りてきました。

    1920年代のアメリカ南部では、黒人は公園や運動場と同じように公共図書館の利用が
    禁止されていて、殆どの黒人家庭では貧しくて本など買う余裕などありませんでした。
    主人公の“ぼく”は、母親から字を教わって読めるようになると、活字に渇望し、
    ごみ箱に捨ててある新聞や表紙が切られた本ですら拾って、読み漁っていました。

    17歳になり、本を読みたいという願望が抑えられなくなり、信用が出来そうな白人に
    意を決して、図書カードを借りることを願い出て、幸運にも図書館で本が借りることが
    出来るようになりました。

    “ぼく”は、本を読むことが自由への切符と信じて、夢中で本を読み、
    お金をためて、自由と未来のある北部へと旅立って行きました。
    という話でした。

    この本を手にしたきっかけは、この本の前にちょうどパトシリア・C・
    マキサック作『わたしのとくべつな場所』を読んだばかりで、
    同じく黒人の図書館絡みの本なのかな?と興味をもったからでした。

    その作品のパトシリアの時代から遡ること30年前は、まだ図書館が
    黒人に門戸が開かれていなかったのですね。
    それでも、パトシリアと同じように、本を読むことが知識を広げ
    自由・人間の尊厳を得る手段と信じる人が、いつの時代にもいることを
    改めて感じさせられます。

    そして、いつの時代にも必ず、この本の中に出てくる、図書カードを
    貸してくれた白人フォークさんのような良識のある人がいることを
    嬉しく思います。

    この本自体は、絵も暗い色調で描かれていて、別にストーリーに
    創造性とかそういったものがなく、単に淡々と“ぼく”の本に対する
    熱望だけが回顧録のように書いてあるだけです。

    こういう人たちの思いが、数十年という歳月がかかったかもしれませんが叶って、
    本当によかったと思います。

    投稿日:2011/02/07

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  • 勉強とは?

    この本は「勉強の意味」を知るほんだと思います。
    どんなに貧しく、どんな苦難であっても道は開けていけるのだな〜と思いました。
    本を読むことは、人生の心の糧なんですね〜
    なんて素晴らしい絵本なんでしょうか
    原作の「ブラック・ボーイ」も紹介できる1冊です。

    投稿日:2017/04/01

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  • 信じられない真実

    『本は約束の土地へと導く』
    この言葉が、本の姿を語ってくれています。
    1920年代のアメリカ南部に生きる黒人の子ども、「ぼく」は、本を読みたいという気持ちでいっぱいでした。でも、黒人は、図書館を利用することができませんでした。
    幼い頃から、本に興味を持ち、本を読みたいと思っていても、家庭は貧しく、本を買うことができない。でも、黒人は、図書館を利用することができない。とても信じることのできない現実です。その中でも、なんとか本を読みたいという気持ちが、あることを思いつかせるのです。少ないながらも、理解者がいたというのがせめてもの救いでした。
    本を読むことで、将来の生き方に大きな影響を与えることができることがよくわかりました。

    投稿日:2015/10/07

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  • 図書のありがたさ

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子4歳

    いつも子供に読ませる絵本を選ぶのですが
    今回は自分が読むために借りてきました。

    奴隷、人種差別というものの実態は良く分かりません。
    歴史の時間に聞いたのか、テレビでニュースを見たのか、
    映画になったものか、
    私の間口が狭いのでこの分野の情報量は乏しいです。

    この本を読みたかったのは人種差別の虚しさを知りたかったのではなく
    「本がたくさん読める」ことのありがたさを知りたかったからです。
    そしてこの絵本は裏切りませんでした。またそれ以上でした。
    本を得て広がる世界、夢を追う力の源、
    本からもらうパワーと自身のパワーを合わせたら
    人種差別という高い壁をも飛び越えてしまう。
    そんなことを私に考えさせてくれました。

    娘には様子を見ながら適切な時期に勧めてみようと思います。

    投稿日:2011/01/27

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  • 「自由への切符」

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子15歳、男の子12歳

    いま図書館で仕事をしているからでしょうか・・・
    本屋さんに入ったとたんにすぐ目に飛び込んできました。
    以前、プールやスケートリンクに黒人が入れなかったのは聞いたことがあります。
    図書館も利用することができなかったのですね。
    貧しくて学校にも行けなかった黒人青年が、
    図書館カードを手にすることで「自由への切符」をつかむ実話です。
    まさに、「知識は力」。
    学ぶことで、もっと気づいたり、知ってつながったり、世界が広がったり・・・!
    好きなことを学ぶのは楽しいけれど、辛い時もあります。
    そんな時には「自由への切符」のフレーズを取り出して勇気を持とうと思います。

    投稿日:2011/01/23

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  • 本が読みたい!

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子17歳、男の子15歳

    アメリカの作家リチャード・ライトの自伝からのエピソードを基に作られた作品。
    「ぼく」は本を読みたかったのに、貧困のため、学校すらほとんど行けない状態。
    17歳で家を出て働き始めるのですが、町の図書館は黒人利用禁止の時代だったのです。
    「ぼく」の本への渇望がひしひしと伝わってきます。
    そして、本を読むことで得られる自由な世界、という視点は
    すごいと思います。
    黒人問題なども扱うので、小学校高学年以上くらいでしょうか。
    実話の重みを感じました。

    投稿日:2011/01/20

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