「くものすおやぶん とりものちょう」 大人が読んだ みんなの声

昆虫は少し苦手なので敬遠していましたが、時代劇は好きなので思いきって手にとりました。
お話は面白いし、緻密な絵が凄いし、探し絵もできるし、楽しい絵本でした。
大型版もあるようなので、読み聞かせの練習を積んだら、小学校で披露してみたいです。
桜の季節に読みたいと思います。

蜘蛛の巣親分ことおにぐものあみぞうの捕物が、時代劇をみるようでとても楽しく読ませていただきました。「ええい、御用だ」と、踏み込んだ蔵の中ですが、宙をまう、だんご・饅頭・飴・羊かんがおいしく綺麗に描かれていたので、そちらのほうに気がいきました（笑）かくればね三兄弟を捕まえたばかりでなく、お詫びの奉公までさせて、仕事をする楽しさを教えて、町の運送屋までやるようになって”めでたし　めでたし”で一件落着！楽しませていただきました。

くものすおやぶんとぴょんきちの捕物帖　読んでいると思わず声を出して　テンポ良く捕物帖気分で読んでしまいました
太秦の映画村さながら　　絵もなかなか凝っていて　おもしろくて笑ってしまうのですが
かくればねを捕まえるために　くものすおやぶんが　がんばっているのを応援したくなりますね〜
かくればねも　やるじゃない！　羽が模様のようになっていてどこに隠れているかを　探すのも楽しい！
さすが　くものすおやぶん！
オチのかくればねたちが　改心して足を洗い　町の運送やになるというのも　う〜ん、おもしろい！
「これで　いっけんらくちゃく」
さいごまで　捕物帖のおもしろい口調で読んでしまいました
子供たちにも受けそう！
秋山あゆ子さん虫ずきなんですね〜

虫の町の治安を守るくものすおやぶん
普通は悪役になりがちのクモがここでは正義の味方として大活躍するんです
むしの着物姿もなかなか面白いもんで、その持ち味を生かしている感じです
甘いもん屋の「ありがたや」がありのお店というのも納得ですね
また、悪党ではあるけれど、かくればね一味の忍者のような姿かくしは、絵本の中で子供と探すのも楽しいです
リアルなむしの表現が新鮮で面白いです