「999ひきのきょうだいのおとうと」 大人が読んだ みんなの声

９９９匹のおたまじゃくしもかえるに成長して、一番下の弟だけ少し遅れて、みんなの後を「まってー」と、一生懸命追いかけています。ざりがにのあかちゃんに、「ぼくの　おにいちゃんでしよう？」と言われたのは凄く嬉しかったと思いました。仲良く遊んで、ざりがにのあかちゃんがたった一人でおにいちゃんをへびから助けようとしたのに感動しました。勿論９９８匹の兄弟も助けに入って、ざりがにのおかあさんがやってきて助けてくれたのですが、仲良しっていいなあと思いました。９９９ひきｼﾘｰｽﾞが、絵も可愛くてお勧めです。

９９９匹のきょうだいが、命懸けで引越ししたその後が、とても気になっていました。みんな仲良く、順調に育っていました。一匹だけ、みんなと比べて小さいおたまじゃくしがいたのですが、なぜかこの子が、おにいちゃんに…もしかしたら、この子は違う生き物か…
題名から、想像の世界が広がり、読みすすめて、そういうことか…
そして、またまたトラブル発生。今回は、どのようにして、危険を回避するでしょうか。この作家さんならではの遊び心が、どこかにありますよ。ぜひ見つけてください。

999ひきのかえるのおはなし。
いつもながら、その群生の光景が圧巻です。
またまた、一番小さなオタマジャクシは、みんなと比べて、成長が遅いのです。
ところが、ザリガニのあかちゃんにお兄ちゃんと間違われて、
兄弟のように楽しく過ごすのです。
やがて、「お兄ちゃん」も兄弟同様カエルになり、池の外に出ると天敵のヘビが！
でも大丈夫。
弟分のザリガニや、そのお母さん、カエルの兄弟たちが助けてくれますよ。
カエルとザリガニの奇妙な兄弟愛ですが、その温かさが伝わってきます。
「お兄ちゃん」と呼ばれた嬉しさもいとおしいです。
それにしても、弟分のザリガニが、９９９ひきのカエルの中から「お兄ちゃん」を識別した理由が
効いています。
カエルの緑と、ザリガニの赤、色彩的にも面白いです。