おねえちゃんは天使」 てんぐざるさんの声

おねえちゃんは天使 作:ウルフ・スタルク
絵:アンナ・ヘグルンド
訳:菱木 晃子
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1997年
ISBN:9784593503773
評価スコア 4.29
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  • 「ぼく」がほしかった金髪のかつらは

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    ウルフ・スタルクの絵本は、
    「死」をテーマにしているものが多いですが、
    読んでいくと主人公たちが結構前向きで、
    読み終えたとき、なんだか重たいものを脱いだ時のような爽快感があります。

    個人的には「おじいちゃんの口笛」「パパがうちゅうをみせてくれた」「おにいちゃんといっしょ」が好きです。
    でも、今回この「おねえちゃんは天使」を読んで、これもいい!と、惚れちゃいました。

    最初、なんで「ぼく」が金髪のかつらを欲しがったのか、すぐ気がつきませんでしたが、ぼくの想いは常に「おねえちゃん」にあったんですね。
    想像していた「おねんちゃん」の姿になることで、ぼくはお姉ちゃんに「世界」を見せてあげようとする。
    「ぼく」って、どちらかというと、どこにでもいるちょっとやんちゃな男の子なんです。
    だから、周りのみんなには「ぼく」の真意が見えない。読み手のこちらにはちゃんと伝わるのに、近くにいるお母さんとか友達には伝わらない。それが少しかわいそうでした。
    でも、「ぼく」のおかげで「おねえちゃん」はこの世に未練なく転生できるんでしょうね。
    アンナ・へグルんどのイラストも、ウルフ・スタングのお話のイメージに合っていて、素敵でした。

    読んであげるなら、小学校の中学年くらいからがいいかな。
    また、こういう言い方をしては、
    当事者の方につらいかもしれませんが、
    兄弟姉妹を亡くされた・身近な友達を亡くされた子どもたちにも読んであげたら、傷ついた心が癒されそうな気がします。

    投稿日:2010/02/01

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