バイオリンづくりのおじさんが 森に行って 色んな音の詰まった木を探すことを、子供達に話して聞かせるお話ですが、森の中で出会う 四季の音がとても興味深いです。
この本は、娘がバイオリンのレッスンを始めたのを記念して買ったのですが、レッスンを始めた当初の頃は、音の事より、森の様子などに興味を持って聞いていましたが、レッスンを開始して5ヶ月経った今では、
「この雷の音は、きっとA線で弾くんだね」
などと、音の分析をしながら本を楽しんでいます。
バイオリンに限らず、楽器の練習をしている子供達に取っては、楽器から出る音に命を吹き込ませるような、そんな考えをもたらせてくれる本のように思えます。