誰も、悪気はなく
知っていることを伝えようとします。
ふね、バス、海、町・・・。
4という数字の書き方、知恵を絞って書いたのに、
みんなに笑われてしまいます。
知らないことを自慢しようとか、だれも、きつねを困らせようとしたのではないのに、きつねは悲しい気持ちになってしまいます。
繊細で心豊かなきつねのこ。
ぼくはぼく。と自分自身を励ます姿に素直に感動します。
ラストのぼくだけが知っている素晴らしいものに出会えた喜びと、
それを友達に伝えようとするきつねの子。
子どもの世界は、こういう世界なんだと
あらためて思いました。
素晴らしいお話です。
お勧めです。