宇宙人はいるのか、いないのか。本のタイトルを気にしながらページをめくると、「宇宙人はいる!」と自信満々の主人公が登場します。
でも、岩と土ばかりの星を歩き回っているうちに、次第にその自信にも陰りが……。
主人公は気づいていないけれど、絵本を開いて読んでいる読者は早々にあることに気づくしかけになっています。なのに、主人公が気づかないのが何とももどかしい……!
「後ろをふりむけ〜!」
(この絵本を読み聞かせしたときの、うちの子供たちの叫びです)
ラストで笑いが起きるのは必至です。じわじわ面白い、珍しいタイプの絵本です。