ずっと見つめていた」 ヒラP21さんの声

ずっと見つめていた 著:森島 いずみ
絵:しらこ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2020年02月20日
ISBN:9784037273200
評価スコア 4
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みんなの声 総数 1
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  • 重くて爽やかなお話でした

    化学物質過敏症とはどのようなものなのでしょう。世の中には様々なアレルギー症を持つ人がいて、大変に神経を使い苦労している人がいるのは知っていますが、そのために環境の良い所に移り住みというのはすごい決断です。
    その上心機一転レストランを始めることにしたものの、村という閉鎖社会では簡単に受け入れてもらえません。
    これだけ重いテーマを抱えながら、この小説は爽やかです。
    それは、都会から移り住んだ少年の新鮮な気持ちと、少年時代という純粋な視点で描かれているからでしょう。
    ちょっとしたドラマの後で、どことなく心地よく終わるお話の展開に、重い要素は薄らいでしまいました。
    きっとこれからの大変さを語る前に、余韻を残して終らせたのです。
    でも、これからも進んでいけそうな、あっけなさではありました。

    投稿日:2024/09/01

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