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だるまちゃんとかみなりちゃん」 渡”邉恵’里’さんの声

だるまちゃんとかみなりちゃん 作・絵:加古 里子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1968年08月
ISBN:9784834001594
評価スコア 4.69
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みんなの声 総数 168
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  • SF風の未来の風景が素敵だ

    1968年刊行。突然、かみなりの息子が落ちてきて、だるまの息子と仲良くなり、雷の国に遊びに行く話。

    60年〜70年代のSF映画などの雰囲気が感じられる。
    横長の絵本で(当時の人が考えていた)未来の風景が、広々と展開されて、カッコいい。意外と雷の世界は電化・都市化が進んでいた。
    ドリフの名作コントのような、昭和の長屋を思わせる雷様と違い、
    古典絵画の「風神雷神図屏風」のような、江戸時代風のものでもない。
    新しい雷様の世界を、作者は表現してみたかったのだろうか。

    高橋るみ子の漫画「うる星やつら」に通じる世界観だと思った。
    自分発電できる人ばかりなので、エネルギー問題は解決済み。
    電気の技術でなんでも解決していって、ついでに経済問題も格差も環境問題も全部解決済の世界。
    でも、意外と子どもの遊びは昔風の体を使ったものだし、人々の生活も昭和っぽい。実はそのくらいが、人間にとってはちょうどいいのかもしれない。
    絵を見ていると、いろいろな発見があり、突っ込みどころも満載で、考えさせられるところもあり、飽きない。

    昭和のだるまちゃんと、未来の世界の雷ちゃんは、全然文化が違うだろうけど、仲良くなった。
    いろんな違いがあっても仲良くなれる、というメッセージをもらったきがして、心が温かくなった。

    投稿日:2022/02/03

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