小さい鈴しか貸してもらえなかった小さなウルスリが、自分の力で
大きな鈴を手に入れ、見事行列の先頭に立つ栄光を得る、という
わかりやすいお話とスカッと小気味の良い結末に、
娘も「いいじゃんいいじゃん」と大喜びでした。
大人気の絵本「ティッチ」にもあるような、小さい者が大きい者に
勝つ話は、読んでいて力が湧いてくる気持ちがします。
ただ、鈴の行列の…小さい鈴しか持たせてもらえない小さい子の立場は
あまりにもかわいそうな気がして、引っかかっています。
貧しい村の描写や、美しい自然にも目が奪われました。