実話かフィクションかはよくわからないのですが、ダーウィンと愛娘のエディは毎日、サンドウォークと名づけた周回の散歩道を歩きながら、友だちのように語り合ったエピソードに基づいているということで、ダーウィンの人となりをうかがい知れるお話です。
娘の「妖精はいるのか」という夢のような疑問に、ダーウィンは対等に向き合って、ものの考え方が展開されます。
否定しきれないことには、可能性が残されているという発想は、とかく偏見や先入観で考えてしまったり、親の分別を押し付けてしまったりする親に、新鮮な提言だと思いました。