昔、「とらがまだとてものろまで、獲物を取るのが下手だった」頃のお話。
とらはねこに頼み込んで獲物の取り方を教わりますが…。
お話の落ちがとても良く出来ていて、「なるほど〜」と大人も感心。
クライマックスの猫のピンチに、娘は「あああー…」と思わず声を上げてドキドキしていました。
突然本を縦に使って、木の上から見下ろす猫を描いているところは、意外な演出で楽しいです。
最後のページの、「生態について」の親切なミニ解説で、大人も子どもも理解度が深まります。
可愛すぎない絵柄で、大人の猫好きも手元に置きたくなる絵本です。