予備知識なしで、表紙のねんどぼうやの絵から
このお話の内容を予測できた人はいないでしょう。
なんとも豪快な、ちょっとこわいような・・
でも最後は救われる。
なにもかもを飲み込んでしまったねんどぼうや。
ダイナミックな絵とストーリーは大迫力で、お話会でも人気です。
2011・3・11
あの日から、私たちの認識や意識は大きく変化しました。
村のひとや家畜が全部飲み込まれてで何もなくなった世界・・
これまで絵本の中でしか有りえなかったことが
現実に起こってしまいました。
金色の目をした勇敢なヤギが、目に見えない「ねんどぼうや」のおなかを突き破って、もとの世界に戻してくれたらどんなにいいだろうと、
今は思います。