『あさえとちいさいいもうと』の続編、といったところでしょうか。
あさえが幼稚園から帰ってくると、お母さんは妹のあやちゃんを病院に連れて行くところだったのです。
しかも、あやちゃんは入院することになり、あさえは不安な時間を過ごすのです。
お姉ちゃんとしてのあさえの心の動きがよく伝わってきます。
なにより、妹への思いやりが伝わってきて嬉しかったです。
このような状況の場合、どうしても妹の方ばかりに気持ちがいってしまいますが、
やはり、兄弟もフォローしてあげないといけませんね。
これは、下の子が生まれた時も一緒ですね。
親として、そんなところも気付かせてくれます。
ある意味よくある光景ですが、こうやって作品として読むと、
たくさん共感できるところがあり、あらためて、ありがたい、と思いました。