ずっと気になっていたロシアのおはなし。
抄訳でしょうが、その真髄はしっかりと感じることができます。
ハリネズミのおじいさんが、森の小道で見つけたのは、金貨。
冬ごもりを前に困っていたハリネズミは、それを使うことにするのですね。
ところが、品物を探しているうちに、親切な動物たちがそれらをただで分けてくれ、
すっかり、ほかほか気分のハリネズミの最後の行動がなんとも素敵です。
お金の使い方について、そっと感じさせてくれます。
親切な動物たちの自然な振る舞いに、人の温かさはかくありたいと思います。
あとがきによると、ロシアの人々の心は、本来そういうものだそうです、
小学生くらいから、このロシアの心、知ってほしいです。