おおはしくんとの友情が生まれていく過程が、かめたを通じてとてもうまく表現できていたと思います。子供の頃って、「友達になろう」って意識しなくても、いつのまにか大親友になっていたもんだなあって懐かしく思い出しました。私も小さな頃、ザリガニ釣りをして遊んだりしていたことをすっかり忘れていました。かめたのことを中心にしながら、ふたりがだんだんと仲良くなっていくところが自然に納得できました。かめたが見つかっても、つかまえない選択をしたおおはしくんは、ぼくよりひとつ年上なんだなあとあらためて思いました。いつか、秘密基地にかめたが遊びにきてくれたらいいな〜と思います。私も絵本を描いていますが、お話作りで苦労しています。ぼくとおおはしくんのような、ほのぼのとした中にも、何か考えさせられるようなお話をいつか作りたいと思いました。