我が家の庭のちゅーりっぷも大きく成長し、
今か今かと花が咲く日を心待ちにしています。
ちゅーりっぷを育てたことのある方は、
ご存知でしょうが、球根は秋に植えます。
そして、寒い冬を土の中でじっと耐えて、
春の暖かな陽気に誘われ、ようやく芽を出し花を咲かせるのです。
冬の間に耐えているときは、根をしっかり下へ下へと
伸ばしているのでしょうけど・・・
主人公の球根は、成長することに戸惑っています。
でも、「勇気をだして、芽をだしてごらん。
土の上も、きっと楽しいとおもうよ。」ともぐらのやさしい言葉かけ、
おひさまのあたたかく包んでくれる愛、
たんぽぽさんの勇気づけなど、
まわりには、いっぱい温かく見守ってくれる友だちがいました。
そう、誰だってひとりでは何もできない。
知らない世界に飛び込むことが怖い。
臆病になることもあります。
でも、そういったまわりの愛があるからこそ、
ちゅーりっぷも、自分に自信が持てるようになり、成長して、
やがて、美しい大輪の花を咲かせることができるのです。
新しい環境にとまどっているお子さんに、
是非読んであげたい絵本ですね。
そして、美しい大輪の花を咲かせることができるよう、
応援してあげたいと思います。