バーバ・ヤガーはロシアの民話によく出てくる魔女。
その響きだけで、一気にロシアの森の不思議な世界が広がります。
少女マルーシャは、カブの買い物を頼まれたものの、お金を落として、
森にカブを探しに行くのです。
そこで出会ったのが、悪評高いバーバ・ヤガー。
「わるい子を見つけたらシチューに放り込んで鍋でぐつぐつ煮て食べてしまう。」
この「わるい子」がキーワード。
鍋に放り込まれたマルーシャは「私はいい子だ」という自己申告であっさり釈放!?
その後はロシアンテイストの魔法の世界でのスリリングな展開。
版画のような地味な色彩が、不可思議なバーバ・ヤガー像を浮かび上がらせます。
少し長いお話なので、じっくりと味わってください。
小さいお子様なら、お説教に「バーバ・ヤガー」使えるかもしれませんね!?