震災後に出された本ということで、前作とはなにか、テイストがちがうな、と感じました。
大人におススメの絵本がたくさんあるな、と思います。子どもだけでなく、大人だって不安になることがある、それを癒してくれそうな絵本がいっぱい紹介されています。
考えれば考えるほど幸せになる絵本、
泣いたっていいんだって思える絵本、
少し背伸びできる絵本、
こんな「くくり」の絵本ガイドって、ちょっと新鮮です。絵本が、ただ楽しいだけじゃないってことが、よくわかります。
あるママがレビューに、「子どもは子どもの、大人は大人の楽しみ方がある」と、書いていました。どの絵本にも当てはまるなと思いました。
前作と変わらないのが、作品紹介の解説文がシンプルなところです。作品のエッセンスだけが書かれているので、先入観なしに読めるところがいいなと思います。
100冊の中には、深く共感できる絵本、逆に今はあまりピンとこない絵本もありました。絵本と気持ちが、ぴったりはまる時があるんでしょうね。
ガイドブックながら、表紙も中身も、おしゃれな絵本のようで楽しいです。3冊並べると、かわいいインテリアになっちゃいます。
子ども、子育て中のパパママはもちろん、それ以外の大人たちにも、絵本の素晴らしさがつたわるガイドブックです。