この絵本が日本で発行されたのは2012年とわりと最近のことですが、
アメリカで初版されたのは1974年でした。
絵は「おやすみなさいおつきさま」で知っている人も多い、クレメント・ハードです。
読む前は幼児向けの軽い動物絵本かなと思ったのですが、ページ数は意外と多く28ページもありました。
とても幼児には難しそうです。
しかも、ふくろうの生体・子育てについての描写がとても細かくて、出版社からの解説文には「科学絵本の傑作」とまで書かれていました。
版画絵で、1ページ1ページとてもきれいな描写でした。
版画絵のためか、パッと見全体暗いイメージの作品ですが、とても良質です。
小学校中学年くらいのお子さんたちからお薦めします。
特に動物の好きなお子さんはぜひ、読んでみてください。
この絵本の最後にかこさとしさんがメチャメチャこの本のことを褒めているのですが、それも、よくわかりました。