副題に「生き物の分類学入門」とあります。
上の子が動物好きで、今年の自由研究のテーマを
「絶滅危惧種(レッドリスト)」について調べようかな〜、とか言っていたので、こんな絵本も参考になるかな。と、探してきました。
絵本の内容は、動物の学校に各種たくさんの動物たちがやってきて、いろいろな種類のグループに分かれて何かをしようとすると、転校してきた「カモノハシ」君はなぜかどのグループにも入れない。
というのも、カモノハシは哺乳類のようであり、爬虫類のようであり、見た目は魚みたいだったり、鳥みたいだったり…。
結局先生はそれまでのグループ分けをやめて、みんなでできる遊びを考えだします。
この過程が子どもたちにわかりやすく描かれていてよかったです。
作者ジェラール・ステアはパリで子ども達のために活躍している作家(舞台用含め)であり、画家だそうです。
イラストを担当したウィリー・グラサウアという人で、こちらもドイツで主に子ども達のために絵などを教えている方だそうで、やはり、こういう人たちが作ったから、子ども達の目線で読みやすい絵本になっているんだな〜と、感じました。
一番最後のページには、カモノハシの生態の説明(写真付き)と、簡単な生き物の分類図ものっているので、興味のあるお子さんは楽しい作りになっています。