我が家にも80歳になるおじいちゃんがいます。5歳の息子は、幼稚園の迎えのときは、必ずこのおじいちゃんです。また、夕方のTVの番組の案内もこのおじいちゃんです。ソファーの場所とり相手もこのおじいちゃんです。だから、この本を読んだあとは、早速おじいちゃんに報告をするありさまでした。
そんな同化したおじいちゃんが病気になるなんて、辛くて辛くて。というのが我が息子です。最近「死」を受け止めることを理解始めた息子でしたから、楽しいお風呂のひとときのあとにむかえたのが「死」だっただけに読み終わりには、神妙で、不思議で、我が家のおじいちゃんも同じになるのかと少し辛かったようです。
おじいちゃんと孫とのてんぽのあった内容で、「幸せ」といわずに「ごくらく」という言葉がとてもこころ温まるものでした。
絵にも力があり、家族の力を感じます。紙面一杯に広がった力強い絵の色は読んでいる私にも暖かいものを感じました。
3世代同居の家庭が少なくなっている中、本を通して老人と暮らせる息子はとても幸せと痛感しています。