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植物画家が、やさいが力強く実るようすをみずみずしく描いたあかちゃん絵本。リアルに描かれたやさいは、どれもなじみぶかいものばかりで、思わず手を伸ばしてさわりたくなる絵本です。オノマトペや心地よいリズムとくり返しの言葉は、あかちゃんにエネルギーあふれるやさいの美しさを届けます。やさいをじっくり見て、とって、切って、食べるまねっこも楽しめる、やさいの世界に入り込むような感覚を味わえる絵本です。
登場するやさい:ぶろっこりー/とまと/とうもろこし/にんじん/だいこん

夏野菜の成長は早い。
キュウリは一日で数センチは大きくなるようで、
収穫をためらっていると巨大なウリになってしまうことがままある。
まさに「ぐぐぐん」。
そんな野菜の成長を細密画で描いたのが、
金内織恵さんの絵本『やさいぐぐぐん』。
金内織恵さんはその略歴をたどると、新潟県新潟市生まれで三人の男の子のお母さん。
生き物が大好きな三男に「すごい!」と言われたいという思いから植物画や生物画を描き始めたそうだ。
2017年に国立科学博物館・筑波実験植物園第34回植物画コンクールにて文部科学大臣賞を受賞。
なので、金内さんのことを「植物画家」とすることもあるようだ。
そんな金内さんの絵の細かさは、表紙のブロコッリーを見るとよくわかる。
この『やさいぐぐぐん』には、ブロコッリーをはじめとして
トマト、トウモロコシ、ニンジン、ダイコンといった野菜が描かれている。
金内さんの絵の素晴らしさは、私たちが普段お店で目にする食べ物としての野菜だけでなく、
その野菜が育つ茎とか葉とかもしっかり描き込まれていることだ。
都会の子どもたちはあまり目にすることがない、
そんな野菜たちの成長過程もよくわかるようになっている。
素敵な絵にそえられている文章の柔らかさもいい。
「がさがさ ずんずん」「もさもさ ずんずん」「ひょこっと むくっと」みたいな
軽快な日本語がいかにも新鮮な野菜たちによく似合う。
おいしい夏野菜とともに、楽しめるかわいい絵本だ。 (夏の雨さん 70代以上・パパ )
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