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客への注文が多い奇妙なレストランは?。重厚な木版画で描かれた賢治童話の愛蔵版。
息子の愛読書です☆
小1の時に 少し早いかな…と思いつつも
私の大好きな作品だったので 読み聞かせをしました。
それから 何度も読み聞かせをせがまれ しばらくして自分で読むようになりました。
ストーリーの面白さはもちろんですが 木版画で描かれた絵も とても気に入っているようです。
ちょっと話が横道にそれてしまいますが
宮澤賢治さんは 自分を自然の中におき 目を閉じ耳を澄まして佇み
(こんな事が起こりそうだな…)と感じたことを 作品にしたそうです。
宮澤さんの作品を読んだ人の心が 楽々と作品の中に入り込み
想像の中で 登場人物と一緒に ハラハラドキドキを体験出来るのは
こうした作り方をされているからなのかもしれません。
本題に戻って…
深い森の中で迷子になった お腹がぺこぺこな2人の紳士。
突然現れた西洋料理店で テーブルに付くまでに色々と注文を言いつけられます。
騙されている事になかなか気付かず 素直に言いつけを守る紳士が面白いです。
山猫に食べられそうになり 場面が大きく動きます。
あっという間に 現実に戻りほっとしますが
ただ… (この続きは読んでのお楽しみにしておきますね)
2人の紳士が どれほどの恐怖を味わったのかがよく伝わってくるラストです。
長いけど繰り返し読みたくなる絵本です。 (西の魔女さん 30代・ママ 女の子13歳、男の子9歳)
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